タカラトミー、15年3月期の業績予想を下方修正…男児向け玩具が未達、妖怪ウォッチの影響か 『プリパラ』『WIXOSS』『アナと雪の女王』は好調
タカラトミー<7867>は、この日(2月10日)、2015年3月期の連結業績予想を下方修正し、売上高1490億円(前回予想1600億円)、営業利益25億円(同40億円)、経常利益16億円(同35億円)、当期純損益14億円の赤字(同3億円の赤字)とした。従来予想からの修正率は、売上高が6.9%減、営業利益が37.5%減、経常利益が54.3%減となる。
同社では、トレーディングカード「デュエル・マスターズ」など小学生男児向け玩具の競争環境が大きく変化した影響により販売が会社想定に達しなかったため、と説明している。『妖怪ウォッチ』の影響が出ているようだ。さらに海外において欧州地域の大口顧客が商品の在庫水準を引き下げたこと、競合他社との価格競争が激化していることで同社商品の出荷への影響が続いたという。
他方、国内においては、アミューズメントマシン「プリパラ」、「アナと雪の女王」などの女児向け商品や、トレーディングカード「WIXOSS」などのハイターゲット向け商品が人気を博したとのこと。また、「トランスフォーマー」関連商品や、北米地域での「John Deere」、ポケモン関連商品などの販売は好調とのこと。
利益面では、売上高の未達に加え、為替の円安から原価の上昇、戦略的に増やした広告宣伝費や研究開発も収益を圧迫した。また為替差損や支払利息も下方修正の要因となった。最終損益の赤字については、子会社における営業用ファックスの民事訴訟の和解費用、不適切な会計処理に伴う損失などを特別損失として計上したため。
■第3四半期は減収減益
同時に発表した第3四半期決算は、売上高が前年同期比5.1%減の1175億0800万円、営業利益が同35.1%減の36億6200万円、経常利益が同42.7%減の34億7100万円、四半期純利益が96.9%減の6500万円だった。
同社では、トレーディングカード「デュエル・マスターズ」など小学生男児向け玩具の競争環境が大きく変化した影響により販売が会社想定に達しなかったため、と説明している。『妖怪ウォッチ』の影響が出ているようだ。さらに海外において欧州地域の大口顧客が商品の在庫水準を引き下げたこと、競合他社との価格競争が激化していることで同社商品の出荷への影響が続いたという。
他方、国内においては、アミューズメントマシン「プリパラ」、「アナと雪の女王」などの女児向け商品や、トレーディングカード「WIXOSS」などのハイターゲット向け商品が人気を博したとのこと。また、「トランスフォーマー」関連商品や、北米地域での「John Deere」、ポケモン関連商品などの販売は好調とのこと。
利益面では、売上高の未達に加え、為替の円安から原価の上昇、戦略的に増やした広告宣伝費や研究開発も収益を圧迫した。また為替差損や支払利息も下方修正の要因となった。最終損益の赤字については、子会社における営業用ファックスの民事訴訟の和解費用、不適切な会計処理に伴う損失などを特別損失として計上したため。
■第3四半期は減収減益
同時に発表した第3四半期決算は、売上高が前年同期比5.1%減の1175億0800万円、営業利益が同35.1%減の36億6200万円、経常利益が同42.7%減の34億7100万円、四半期純利益が96.9%減の6500万円だった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867