【ゲーム株概況(4/13)】『ゴシックは魔法乙女』好調のケイブがS高 『ログレス』600万DL達成でAimingが一時新高値、マーベラスもプラス転換
4月13日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅続落し、前日比2.17円安の1万9905.46円で取引を終えた。1万9900円を挟んだ狭いレンジでの推移が終日続く展開となっており、2万円という節目になる大台を前に方向感が定まらない展開となっている。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ケイブ<3760>が朝方から買い気配となり、ストップ高比例配分となるなど急騰した。明日14日発表予定の第3四半期決算への思惑に加え、『ゴシックは魔法乙女~さっさと契約しなさい!~』がApp Storeの売上ランキングでTOP50入りを果たすなど好調なスタートを切っていることも株価を刺激しているようだ。
【関連記事】
『ゴシックは魔法乙女』がApp Store売上ランキングTOP50入り! スマホ+弾幕STGを突き抜けて実現…我が道を行くケイブに乾杯
同じく決算関連では、前週末に業績予想の下方修正を発表し、週明けの株価推移が懸念されていたアクロディア<3823>も朝方の売りをこなし、一転ストップ高まで買われた。ガーラ<4777>もストップ高となるなど、軽量株に市場の資金が流れた影響もプラスに働いたようだ。
また、場中に『剣と魔法のログレス いにしえの女神』が累計600万ダウンロードを達成したことが発表(関連記事)されたことを受けて、Aiming<3911>が一時新高値となる1815円まで買われるなど大幅高した。同様にマーベラス<7844>は朝方はマイナス圏での推移が続いていたが、後場はプラス推移に転じた。
ほか、カヤック<3904>やアエリア<3758>、ネクソン<3659>が高く、大手ゲームでは任天堂<7974>も買われた。
半面、目立って売り込まれる銘柄は見受けられず、KLab<3656>やイグニス<3689>が軟調に推移、周辺株では、前週末に発表した第3四半期が2ケタ増収ながら最終赤字となったIGポート<3791>が大幅安した。
【関連記事】
IGポート、第3四半期は2ケタ増収ながら最終赤字に…映像マスターについての減損損失を計上 出版事業は「曇天に笑う」「魔法使いの嫁」など好調
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社ケイブ
- 設立
- 1994年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 秋田 英好/代表取締役CFO 伊藤 裕章
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高122億7400万円、営業利益18億7000万円、経常利益19億4300万円、最終利益14億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3760
会社情報
- 会社名
- 株式会社マーベラス
- 設立
- 1997年6月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員 兼 デジタルコンテンツ事業本部長 佐藤 澄宣
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高294億9300万円、営業利益24億1500万円、経常利益30億200万円、最終損益5億1700万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7844
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911