【ゲーム株概況(5/29)】豊富な材料や『FF』期待でクルーズが大幅高 ボルテージは3日続伸 ガンホーは週末のイベントでの材料期待も
5月29日の東京株式市場では、日経平均株価は小幅ながら11日続伸し、前日比11.69円高の2万563.15円で取引を終えた。日経平均の11日続伸は1988年以来、27年ぶりのこと。朝方は売り優勢のスタートとなったものの、1ドル=123円台と為替の円安推移が続いていることなどから次第に持ち直し、プラスに転じた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、クルーズ<2138>が大幅高した。先日のスマートフォン・タブレット向けTCGの戦略子会社設立、『NARUTO-ナルト- 忍コレクション 疾風乱舞』での初の大型イベント実施といった発表に加え、『ファイナルファンタジーグランドマスターズ』への期待感も引き続き、評価の底流にあるようだ。
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また、DeNA<2432>やケイブ<3760>、ボルテージ<3639>が高く、ガンホー<3765>も続伸した。ボルテージは「LINE GAME」参入が引き続き材料視されているもようで、朝方の売りをこなし、3日続伸となった。また、ガンホーは今週末に開催される「ガンホーフェスティバル2015」(関連記事)で、何らかの新たな発表が飛び出すのではとの思惑も働いたようだ。
ただ、ケイブは大引け後の16時に元取締役による不正行為が判明したと発表しており、週明けの動向は大いに懸念されるところだ。
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半面、ドリコム<3793>やアクセルマーク<3624>、エクストリーム<6033>などが軟調に推移。前日は『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の好調を受けて買われたAiming<3911>は、この日は利益確定売りに押された。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社
- 設立
- 1998年7月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森下 一喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高1253億1500万円、営業利益278億8000万円、経常利益293億800万円、最終利益164億3300万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3765
会社情報
- 会社名
- クルーズ株式会社
- 設立
- 2001年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 小渕 宏二
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高140億円、営業利益6億4400万円、経常利益6億2800万円、最終利益2億5400万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 2138
会社情報
- 会社名
- 株式会社ボルテージ
- 設立
- 1999年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 津谷 祐司
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高34億5600万円、営業損益9400万円の赤字、経常利益1500万円、最終利益500万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3639