【ゲーム株概況(7/9)】『クラッシュフィーバー』を配信開始のユナイテッドが高い 経常利益と純利益の上方修正でトーセも大幅高 

7月9日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比117.86円高の1万9855.50円で取引を終えた。朝方は前日の流れを引き継ぐ形で大幅に売り込まれ、一時は下げ幅600円超に達したものの、これまで下げ続けていた中国上海市場が上昇に転じたことで、国内市場も急速に下げ幅を縮小し、大引け間際には一転プラスに転じた。

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体市場と比べてやや戻りが鈍い状況の中で、ユナイテッド<2497>が高い。ユナイテッドは、ワンダープラネットとの協業タイトルとなる『クラッシュフィーバー』をリリース(関連記事)したことが材料視されているほか、新規上場を果たした富士山マガジンサービス<3138>株式の売却による利益計上(関連記事)を開示したことも市場の注目を集めているようだ。

また、ゲームソフト受託開発大手のトーセ<4728>が大幅高した。トーセは大型案件の期ずれで2015年8月期予想の売上高と営業利益を下方修正したものの、為替差益などで経常利益と当期純利益を上方修正したことが好感されている。

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トーセ、15年8月期の営業益予想を下方修正 大型案件期ずれで 為替差益で経常益は増額 第3四半期は減収・営業減益

ほか、モブキャスト<3664>やイグニス<3689>も買われた。

半面、アクセルマーク<3624>やマーベラス<7844>、アエリア<3758>などの下げがきつく、ケイブ<3760>は一時ストップ安まで売られた。野村証券が投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に引き下げたサイバーエージェント<4751>も軟調に推移した。



■関連銘柄
株式会社トーセ
http://www.tose.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社トーセ
設立
1979年11月
代表者
代表取締役会長 齋藤 茂/代表取締役社長 渡辺 康人
決算期
8月
直近業績
売上高46億1500万円、営業損益5億2200万円の赤字、経常損益5億100万円の赤字、最終損益2億6000万円の赤字(2024年8月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4728
企業データを見る
ユナイテッド株式会社
https://united.jp/

会社情報

会社名
ユナイテッド株式会社
設立
1998年2月
代表者
代表取締役社長兼執行役員 早川 与規/代表取締役兼執行役員 金子 陽三
決算期
3月
上場区分
東証グロース
証券コード
2497
企業データを見る