サイバーステップ、15年5月期は2.92億円の営業赤字、4.39億円の最終赤字と大幅赤字転落…本業の収益率悪化、ライツ・オファリング実施に伴う支出も響く
サイバーステップ<3810>は、7月10日、2015年5月期の連結決算を発表、売上高14億6400万円(前年同期比5.0%増)と増収ながら、営業損益は2億9200万円の赤字(前年同期3200万円の黒字)、経常損益は3億9800万円の赤字(同5000万円の黒字)と大幅赤字に転落、当期純損益は4億3900万円の赤字(同600万円の赤字)と赤字幅が大きく拡大した。
売上高は堅調に推移したものの、新規タイトル『コズミックブレイク2』(PC版)のサービスに伴う運営費の支出が費用負担となったほか、第4四半期においてライツ・オファリングの実施に伴う支出(新株予約権発行費2000万円、株式交付費8500万円)を営業外費用に計上。これが赤字幅の大幅拡大につながった。
また、既存ゲームタイトルは、引き続きユーザーから高い評価を得ているものの、収益面において海外・国内ともに低調に推移。海外からのロイヤリティー収入及びライセンス料入金に係る外国税額について控除しきれない金額が発生したことで、法人税等を3200万円計上したことも当期純損益に影響した。
■2016年5月期予想は非開示
続く2016年5月期については、事業環境の変化が激しいことと、海外に複数地域連結子会社があり事業環境を予想することが困難であることなどから、現段階では通期の連結業績予想を非開示としている。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810