【ゲーム株概況(8/4)】『BLEACH』300万DL突破や『スクフェス』大型アップデートでKLabが高い 1Q減益のクルーズは朝安の後で下げ幅縮小
8月4日の東京株式市場では、日経平均株価は続落し、前日比27.75円安の2万520.36円で取引を終えた。前日の米市場安を受けて売り先行で始まったものの、市場の押し目買い意欲は強く、底堅い展開が続いた。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、KLab<3656>やenish<3667>、gumi<3760>が買われた。KLabは、8月3日に新作『BLEACH Brave Souls』が300万DLを突破したことを発表(関連記事)したことが材料視された。また、本日4日には『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』の大型アップデートが実施(関連記事)されたことも発表しており、今後あらためて収益への寄与度を高めてくるのではとの期待も集めているもようだ。
一方、enishは新たな材料が浮上というよりも、新作タイトルの『ゆるかみ!』と『12オーディンズ(トゥエルブ オーディンズ)』が9月配信の予定と発表になったことが引き続き材料として意識されている。6月26日に業績予想の下方修正を発表し、マドを空ける形で急落した同社株だが、ここからマド埋めに向かう動きとなるのか、注目されるところだ。
半面、第1四半期(4~6月)決算の大型減益(関連記事)を受けて、朝方から売り物にさらされたクルーズ<2138>は、朝方から4000円割れとなるなど厳しい推移となったが、大引けにかけては下げ幅を縮小。『ぼくドラ』の好調を受けて週末を挟んで上昇していたイグニス<3689>は利益確定売りに押された。ほか、アエリア<3758>やカヤック<3904>、マーベラス<7844>などがさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667