5日決算発表のバンナムHDとグリーの株価に明暗…2Q上方修正のバンナムHDは大幅高、特損で前期が大幅最終赤字のグリーは一時値下がりトップに
8月5日に決算発表を行ったバンダイナムコHD<7832>とグリー<3632>の株価が明暗を分かれる動きとなっている。
明暗の「明」は、バンダイナムコHDだ。第1四半期(4~6月)連結決算の発表と同時に第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の200億円から250億円へと大幅に上方修正された。
「妖怪ウォッチ」商品は昨年後半と比べ減速傾向にあるが、これは当初の会社側想定通りであり、それをカバーしてトイホビー事業が増収増益を達成。さらにネットワークエンターテインメント事業が前年同期比2ケタ成長となるなど順調な成長を見せていることが好業績につながっている。
これを受けて、株価は朝方から買い先行の展開となり、2014年8月以来、約1年ぶりとなる3000円台乗せも視野にとらえてきた。
一方、明暗の「暗」はグリーで、同社は朝方から売り優勢展開となり、一時は東証1部の値下がり率トップとなった。
グリーは、6月本決算の発表ととともにFunzio,Inc.に係る無形固定資産(のれん等)の減損損失などによる特別損失を計上し、当期純損益を従来予想の10億円の黒字から103億円の赤字に大幅下方修正しており、これがネガティブサプライズとして受け止められているようだ。
決算説明会においても海外、特に北米の低迷について質問が出るなど、同社の海外展開の動向は市場の大きな関心を集めているもようだ。
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バンダイナムコHD、2Q業績予想を上方修正…営業益は従来予想200億円→250億円へ 海外ゲームソフト好調、国内スマホアプリなどネットワークコンテンツも貢献
【グリー決算説明会】15年4~6月期は減収・最終赤字 『消滅都市』中心に国内ネイティブ伸長も海外事業が低迷 海外の開発・運用体制を見直しへ
明暗の「明」は、バンダイナムコHDだ。第1四半期(4~6月)連結決算の発表と同時に第2四半期累計(4~9月)の連結業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の200億円から250億円へと大幅に上方修正された。
「妖怪ウォッチ」商品は昨年後半と比べ減速傾向にあるが、これは当初の会社側想定通りであり、それをカバーしてトイホビー事業が増収増益を達成。さらにネットワークエンターテインメント事業が前年同期比2ケタ成長となるなど順調な成長を見せていることが好業績につながっている。
これを受けて、株価は朝方から買い先行の展開となり、2014年8月以来、約1年ぶりとなる3000円台乗せも視野にとらえてきた。
一方、明暗の「暗」はグリーで、同社は朝方から売り優勢展開となり、一時は東証1部の値下がり率トップとなった。
グリーは、6月本決算の発表ととともにFunzio,Inc.に係る無形固定資産(のれん等)の減損損失などによる特別損失を計上し、当期純損益を従来予想の10億円の黒字から103億円の赤字に大幅下方修正しており、これがネガティブサプライズとして受け止められているようだ。
決算説明会においても海外、特に北米の低迷について質問が出るなど、同社の海外展開の動向は市場の大きな関心を集めているもようだ。
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会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 川口 勝
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆502億1000万円、営業利益906億8200万円、経常利益1041億6400万円、最終利益1014億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832