【ゲーム株概況(12/7)】通期業績予想を増額のユークスがS高 繁体字版『ログレス』好調のAimingも高い 通期予想減額のセガサミーHDは大幅続落
12月7日の東京株式市場では、日経平均株価は反発し、前日比193.67円高の1万9698.15円で取引を終えた。前週末に大幅安した反動に加え、米国市場は上昇して取引を終えていたことを受け、朝方から買い優勢の展開となった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全般に買われる銘柄が目立つ中でもユークス<4334>のストップ高が際立った。ユークスは、12月4日に2016年1月期通期の連結業績予想の上方修正を発表したことが材料視された。第2四半期実績までは赤字計上だっただけに、やや意外感を持って市場に受け止められたようだ。
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また、Aiming<3911>が大幅高した。Aimingは『ロストレガリア』の100万ダウンロード突破(関連記事)や、マーベラス<7844>との共同開発タイトル『剣と魔法のログレス いにしえの女神』の繁体字版が台湾のApp Storeのセールスランキングで1位を獲得(12月4日時点)したと発表したことが好感されたもよう。ただ、マーベラスは小幅高にとどまっており、1000円大台割れまで大きく売り込まれている同社株の見直しの動きという側面もあるようだ
ほか、みずほ証券が目標株価を2900円から3100円に引き上げたコロプラ<3668>やミクシィ<2121>、DeNA<2432>、サイバーエージェント<4751>、グリー<3632>など主力株も買われた。
半面、12月4日に2016年3月期通期の業績予想の下方修正を発表したセガサミーHD<6460>は大幅続落となり、gumi<3903>やバンダイナムコHD<7832>、モバイルファクトリー<3912>などがさえない。
■関連銘柄
会社情報
- 会社名
- 株式会社Aiming
- 設立
- 2011年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 椎葉 忠志
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高181億9900万円、営業損益13億900万円の赤字、経常損益11億円の赤字、最終損益22億2700万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3911
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460