NJHD、16年3月期の利益予想を下方修正…営業赤字は2億円→5億円に拡大 ゲーム事業の開発遅れで原価が増加 開発費一部負担案件の受注の影響も
エヌジェイホールディングス<9421>は、4月25日、2016年3月期通期予想の修正を発表、売上高は従来予想の90億円を据え置くものの、営業損益、経常損益、当期純損益はいずれも従来予想の2億円の赤字から5億円の赤字に下方修正された。
修正の理由は、ゲーム事業において、開発の遅れにより2016年3月期に見込んでいた一部案件の納品が来期にずれ込んだことと、この開発の遅れにより当期に予定していた新規案件の受注が来期にずれ込んだことによるもの。売上高は予想を据え置きとなっているが、これはモバイル事業において端末価格が上昇傾向にあることがカバーした結果であり、利益面にはプラスに働かなかった。
また、開発の長期化に伴い、開発費等の原価が増加、当初予定していなかった開発費一部負担案件の受注による受注損失引当金の計上もあって、赤字幅が大きく膨らむ結果となった。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エヌジェイホールディングス(NJHD)
- 設立
- 1991年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 筒井 俊光
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高96億9800万円、営業利益1億200万円、経常利益9600万円、最終利益2億7400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 9421