【インタビュー】茜屋日海夏さんと田中美海さんが語るプリパラOP曲「Brand New Dreamer」の聴きどころ…らぁらとのんの姉妹感に注目、ライブにも意欲
アニメ『プリパラ』のオープニング楽曲が7月から始まったクールで大きく変わった。放送開始以来、「i☆Ris」が担当していたが、今回は、主役の「らぁら」と、その妹「のん」によるキャラクターソングとなっている。
作中、のんは、じゅのん・ぴのん・かのんとしてプリパラ内に登場し、トライアングルとして活動している。のんを演じる田中美海さんは、タイプの異なる3人を1人で演じているのだが、今回のCDでは、らぁらとのんのバージョンだけでなく、3人それぞれのバージョンも収録する。
注目のCDは、9月30日に発売となる予定だ。今回、リリースに先立ち、らぁらを演じる茜屋日海夏さん(写真左)と、田中さん(写真右)にインタビューを行い、楽曲にかける思いや注目ポイントなどについて話を聞いた。
■念願だった姉妹共演
――:よろしくお願いします。今回、お二人でオープニングを歌っておられますが、最初にその話を聞いた時はどう思いましたか?
茜屋:すごく嬉しかったです。プリパラをずっとやっていて、いつか「らぁら」と「のん」、そして、あわよくばお母さんとか、家族で一緒に歌いたいと思っていました。妹と歌うという夢が叶ったことは素直に嬉しかったです。
田中:プリパラのオープニングは、ずっとi☆Risさんが歌ってきましたので、2人で歌うと聞いてすごく驚くとともに嬉しかったです。「ついにデュエットきたぞ!」という感じですね(笑)
――:田中さんは1人で3人分を歌われるとのことですが、難しいところはありましたか?
田中:1日で全員分を収録しましたので、自分のなかでキャラクターの切り替えをどうしようかと思っていました。収録の合間に1分くらいお時間をいただいて、「はい、じゅのんになります!」と言って、頭のなかを切り替えていました。そんな感じで、3時間ほどで収録が完了しました。結構体力を使いましたね。
――:茜屋さんは妹の歌を聞いた時、いかがでしたか?
茜屋:初めて聞いたので感動しました。のんが歌っているのも初めてでしたし、そこにお姉ちゃんの歌が合わさって、姉妹の歌が重なったら一体どうなるのだろうと完成を楽しみにしていました。レコーディングは別々に行いましたが、私自身は、のんと一緒に歌っているイメージで収録に臨みました。聞いていただくと、姉妹感がすごくでていると思います。
――:今回の曲は、今までのプリパラのオープニング曲とはちょっと感じが違うと思いますが、お二人はどういった印象をお持ちですか。
茜屋:i☆Risの歌っていた曲は明るめで、「さぁ、みんなおいでよ!」という元気に引っ張っていく曲が多かったのですが、今回は、スタイリッシュな曲ですね。新しい風が吹いたな、妹が出てきたなという感じがすごくしました。
田中:すごくスタイリッシュですよね。オープニングも格好良いですし、これからこの2人が「プリパラを変えていくのかな?」「2人で頂点を目指しちゃうのかな?」といったことを感じさせるオープニング映像と曲なので、これからどうなるのかなと思いました。
――:楽曲で注目して欲しい点をそれぞれお聞かせください。
茜屋:テレビサイズでは流れてないのですが、Dメロの歌詞で「繋いできた Friendship 続いていくよ Dreaming…」というところがあります。そこは、らぁらのみが歌っていて、らぁらが先にプリパラに行って、のんを引っ張って導く、そしてのんがまたプリパラに行こうとしている新しい子を導く、というイメージです。テレビを見ている子たちもこれからプリパラを始める子がたくさんいるでしょうから、この曲を通じて導けたら良いなと思います。
田中:曲も良いんですけど、歌詞も良いですよね。「Dreaming」の後に「パキンと半分こで始めよう」という歌詞があって、最初のi☆Risさんの「Make it!」でも「「パキンと半分こ」から始めよう」というプリパラでしかないフレーズが使われていましたが、こちらもハモりも良い感じに仕上がっていますので、フルで聴いて欲しいと思います。
■ライブでの披露にも意欲
――:プリパラはライブイベントをすごく盛んにされていると思いますが、もし、ライブで歌うことがあるとしたら、田中さんはオープニング曲と同じく、ボーカルで3人分を歌われるのでしょうか?
田中:う~ん、そこはどうするのでしょうね? アフレコの時も少し話題になったんですけど、トライアングルの曲を歌うとしたらどうするんでしょうか。もしかすると、1人で声を切り替えながら、3人分歌うのかもしれません。では、全員で歌うところはどうするんでしょうか。またホログラムを用意してくれるのかな(笑) 私もまだわかりません。色々とわからないことが多いですが、とにかくライブはしたいですね。
――:少し前になりますが、のんがアイドルデビューをすると聞いたときはどう思いましたか? ついに、という感じですか?
田中:いろいろな方から、のんとして歌って欲しいと言われていましたので、ついに「のんとして歌える!」と思ったのですが、三分裂したことには驚きました。「3人になるの、のんちゃん」と(笑) 本当に一筋縄ではいかない妹だと思いました。のんは、同じグループで一緒にやってくれる仲間を探しているので、これから様々な試練を乗り越えていかないといけません。のんは、友だちをつくることなど、お姉ちゃんがすんなりこなしていたことを意外とできなくて、私自身は「のん、頑張れ!」という気持ちです。
茜屋:のんがプリパラに憧れていたことは、らぁらもよく知っていたことですので、その妹がプリパラに入って1人でステージに立って歌えるようになったことは、お姉さんとしてとても嬉しかったと思います。ライバル宣言をされたときも「負けないぞ!」というより、ここまで登ってきたことを喜んだのではないかと思います。
▲のんとじゅのん・ぴのん・かのん
――:茜屋さんは、のんが3人分やっている様子をご覧になっていてどう思いましたか?
茜屋:最初に見たとき、どういう仕組みなのか全くわからなかったですね。ホログラムを使っていると聞いたときに、「ああ、なるほど」と思いました。同時に、「なんて頭の良い妹なんだ」と誇らしく思いました(笑)
――:田中さんは、のんとして1話から出演されていますが、アイドルとしてデビューしてから変わったことはありますか?
田中:ずっと2年間見てきた、「サイリウムチェンジ!」や「メイキングドラマスイッチオン!」など決め台詞を私が言っていることが信じられませんでした。収録のとき、「練習してきたでしょ?」と聞かれましたが、特にそんなに練習しませんでした。2年間、i☆Risさんや、他のキャストさんがやっているのをずっと後ろで聞いていて、無意識のうちにイメージしていたようです。ライブのシーンで、自分の歌っている声がテレビから聞こえてくるのが、びっくりというかいまだに信じられないですね。
茜屋:美海は、事前にきちんと練習してきたのかなと思うくらい、すごくよくできていたと思います。力まずにスッとこなしていたので、美海が本当にのんに見えました。プリパラを後ろからちゃんと見ていてくれたんだなと思って嬉しかったです。
――:はじめに見た時、本当に田中さんがお1人で3人を演じているのか、なかなか信じられませんでした。見事に演じ分けていらしたと思います。ご自身では3人の中では演じていて誰が楽しいですか?
田中:ありがとうございます! 私は、ぴのん系の元気なキャラを演じることが多いので、じゅのんのようなクールなキャラが楽しいですね。クールなキャラは、あまり演じたことがありませんでしたので、最初のうちは少し苦労しました。ですが、歌ったり、演じたりしているうちに徐々に慣れてきて楽しくなってきました。クールなのに何を言っているかわからないところも好きなんです(笑)
――:茜屋さんはお姉さんから見て3人の中で誰が好きですか?
茜屋:私はクールなキャラが好きなので、私もじゅのんが一番好きですね。あちこちで「じゅのんが大好きなんです!」と話しています。私も最初は美海が演じているのが信じられなくて、あんなにクールなキャラが演じられるのにすごいなと思いました。私もクールなのに訳のわからないこと言っているところが好きです(笑)
――:お二人としては、これからもどんどん曲を出していきたいとお考えですか?
茜屋:出せたらいいな、と思いますね。
田中:本編のライブなどで動きながら歌っているのが良いですね。今回のオープニングは、のんとの曲です。じゅのん、ぴのん、かのんに分かれていますから、それぞれのキャラとらぁらで一緒に歌いたいですね。
茜屋:らぁらとじゅのんでクール曲を歌ったら、セレブらぁらが活動しますね(笑)
――:「Brand New Dreamer」の発売を楽しみにしている方も多いと思います。そんな方にメッセージをお願いします。
田中:私は3人分収録させていただきました。のんは、アニメの中でお姉ちゃんから「デュエットしよう」といわれて断りましたけど、結局はデュエットをしていますよね。この裏には、のんが「お姉ちゃん、仕方ないな。やってあげようかな!」などといって一緒に歌ってあげるストーリーがあったのかなと想像しがらレコーディングをしていました。曲を聴いてもらえる、のんとらぁらの姉妹の関係が感じられるかと思います。すごく良い曲に仕上がっていますので、ぜひフルで聴いて欲しいです。
茜屋:さっき私が聴いて欲しいといったポイントのDメロの部分もフルサイズで聞けると思うので聴いて欲しいと思います。また、じゅのん・ぴのん・かのんのそれぞれの歌を聞いた時、感情や表現がどういう風に変わるのかも楽しんでもらいたいです。それと、プリパラのCDはジャケットがいつもすごく可愛いのですが、今回のらぁらとのんのジャケットもすごく可愛く仕上がっていますので、そちらも注目していただけると嬉しいです。
――:お二人はプリパラに出演されて約2年になりますが、最後にプリパラの魅力を改めて教えてください。
茜屋:プリパラは「み~んなともだち」をテーマに掲げていますが、らぁらを演じていて「輪」を感じることがよくあります。アニメで演じているときはもちろん、イベントをやっているときも、私1人ではできないですし、一緒に出演しているキャストの皆さんや、スタッフの皆さん、プリパラを応援しているファンの皆さんに支えられているんだな、と感じています。私もプリパラを通じて、色々な方と仲良くなれることが多いので、プリパラは友達の輪も広げてくれるし、1人じゃないんだと思わせてくれる要素がすごくあると思います。作品は、小さな子が見ても楽しめるし、大人の方が見ても感動するものでもあり、幅広い世代に支持されていると感じます。
田中:プリパラは、ストーリーではぶっ飛んでいるお話がたくさんありますよね。「しおぽよ」にはすごく笑いました。でも、らぁらがジュルルに振り回されながらも、一生懸命、お母さんとしてお世話しているところはすごくいいと思いますし、感動して泣けるシーンも多くあります。ご覧になっている方から「泣いた」と言われることも少なくありません。ストーリーに笑わせるところ、泣かせるところのギャップがあるだけでなく、新キャラもどんどん登場してきますので、ずっと見てくれている方を飽きさせない楽しさがあります。そういった点が本当にすごいと思います。
――:ありがとうございました。
■Brand New Dreamer概要
・発売日:2016.09.30
・価格:¥1,620 (税込)
・EYCA-11110 <CDシングル>
・らぁらwithトライアングル(cv:茜屋日海夏&田中美海)
・収録内容(しゅうろくないよう)
01 Brand New Dreamer(らぁら×トライアングル)
02 Brand New Dreamer(らぁら×じゅのん)
03 Brand New Dreamer(らぁら×ぴのん)
04 Brand New Dreamer(らぁら×かのん)
05 Brand New Dreamer(Instrumental)
・初回版仕様特典
ジャケット描き下ろしイラストステッカー
■「映画プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ」BR・DVDシリーズ初のオール新作上映作品!何度見ても楽しい分岐パート上映も全部収録♪
9/30
エイベックスピクチャーズ
*Blu-ray Disc初回生産限定特装版(BR+CD)¥9,800+税
*Blu-ray Disc(BR)¥6,800+税
*DVD(DVD)¥3,800+税
■プリパラ クリスマス☆ドリームライブ2016
日程:2016年12月25日(日)
昼の部 【開場】13:00 【開演】14:00
夜の部 【開場】17:00 【開演】18:00
会場: 舞浜アンフィシアター(〒279-8512千葉県浦安市舞浜2-50)
TVアニメ「プリパラ」出演キャストによるボリューム満点のライブイベントの開催が決定! みんな揃って、『プリパラ』とスペシャルクリスマスを楽しもう!
出演:茜屋日海夏(真中らぁら役)、芹澤優(南みれぃ役)、久保田未夢(北条そふぃ役)、山北早紀(東堂シオン役)、澁谷梓希(ドロシー・ウェスト役)、若井友希(レオナ・ウェスト役)、牧野由依(黒須あろま役)、渡部優衣(白玉みかん役)、真田アサミ(ガァルル役)、上田麗奈(黄木あじみ&ジュリィ役)、山本希望(北条コスモ役) 、斎賀みつき(紫京院ひびき役)赤﨑千夏(ファルル役)、佐藤あずさ(緑風ふわり役)
チケット
【一般チケット】 7,990円(税込)
【親子チケット(大人1名、子ども1名)】 9,800円(税込)
【親子チケット(大人2名、子ども1名)】 15,000円(税込) 完売しました
【親子チケット(大人1名、子ども2名)】 13,200円(税込) 完売しました
※入場特典:親子どちらのチケットにもイベントオリジナルプロモプリチケ付(昼・夜別デザイン)
※3歳未満入場不可
※全席指定となります
■ライブミュージカル「プリパラ」み~んなにとどけ!プリズム☆ボイス2017
日程:2017年1月26日(木)~29日(日)全8公演
劇場:Zeppブルーシアター六本木 (〒106-0032 東京都港区六本木5-11-12)
脚本:坪田文/演出:田尾下哲
出演:茜屋日海夏(真中らぁら役)、芹澤優(南みれぃ役)、久保田未夢(北条そふぃ役)、山北早紀(東堂シオン役)、澁谷梓希(ドロシー・ウェスト役)、若井友希(レオナ・ウェスト役) ほか
ミュージカル公式HP:http://pripara-stage.com/
(取材・記事執筆:木村英彦、撮影:和田和也)
(C)T-ARTS / syn Sophia / テレビ東京 / PP3製作委員会
(C)T-ARTS / syn Sophia / 映画プリパラ製作委員会
(C)T-ARTS / syn Sophia / ライブミュージカルプリパラ製作委員会
会社情報
- 会社名
- エイベックス・ピクチャーズ株式会社
- 設立
- 2014年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 非公開
- 上場区分
- 未上場
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミーアーツ
- 設立
- 1988年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 歳久
- 決算期
- 3月