コロプラ<3668>は、11月9日、2016年9月期の決算を発表するとともに、東京都内で決算説明会を開催した。今回の記事では、その中から同社の新作タイトル『白猫テニス』の状況について取り上げたい。
同社の新作『白猫テニス』は8月1日にリリースされ、この第4四半期は約2ヶ月分寄与していることになるが、アプリのリリース時期別の四半期売上高を見ると、『白猫テニス』を含むFY2016ものの売上高が、『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ』(以下『黒猫』)を含むFY2013ものの売上高を上回る結果となっている。
また、下記はアプリポートフォリオのバブルチャートだが、『白猫テニス』はDAU(日次アクティブユーザー数)が同社のタイトルの中で最も高い状況にあるという。
こうした状況について、同社の馬場功淳社長は、「思った以上にユーザーに遊んでもらっている。当社のタイトルの中で最も立ち上がりが早い」としていた。ただし、その一方で「課金率が思ったよりも伸びなかった」(馬場社長)ともしており、今期についても「課金率はこれまでの『黒猫』や『白猫プロジェクト』より小さいと予想している」(同)とのことだ。
(編集部:柴田正之)
会社情報
- 会社名
- 株式会社コロプラ
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 チーフクリエイター 馬場 功淳/代表取締役社長 宮本 貴志
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高309億2600万円、営業利益28億5800万円、経常利益32億7600万円、最終利益18億9300万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3668