【速報】エイチーム、1Qは売上高54%増ながら43%の営業減益に…TVCM放映などで広告宣伝費が増加 3事業とも売上高は四半期ベースで過去最高(グラフ追加・追記)

エイチーム<3662>は、12月9日、2017年7月期の第1四半期(8~10月)の連結決算を発表、売上高71億3600万円(前年同期比54.8%増)、営業利益2億9300万円(同43.7%減)、経常利益2億9200万円(同40.8%減)、四半期純利益1億3800万円(同52.6%減)となった。
 

各セグメントごとの状況は以下の通り。

①エンターテインメント事業…売上高40億8900万円(前年同期比75.5%増)、セグメント利益3億200万円(同45.0%減)
ゲームアプリは、2016年6月9日にリリースし、6月23日より課金開始した『ヴァルキリーコネクト』が3ヵ月寄与し、好調に推移した。また、2014年12月にリリースした『ユニゾンリーグ』がTVCMおよびコラボイベントが功を奏し、好調に推移した。これにより、エンターテインメント事業は、過去最高のセグメント売上を達成した。なお、セグメント利益てはそのTVCMの放映などによる広告宣伝費の増加により、前年同期比で減少した。

②ライフスタイルサポート事業…売上高26億5200万円(同28.4%増)、セグメント利益3億6900万円(同1.9%増)
サブセグメント事業は、引越し関連事業「引越し侍」、自動車関連事業「ナビクル」が日々のサイトの改善、プロモーション活動などにより順調に利用者を増やし、継続して業界トップクラスのシェアを維持した。ブライダル関連事業の主要サービスである「すぐ婚navi」は、更なるサービスの拡大成長を遂げるべく、2016年11月8日をもって、サービスブランドを「ハナユメ」へ変更し、全国6エリアに12店舗のウェディングデスクを展開し、「ハナユメ定額ウェディング」や「ハナユメフォト」などのブライダル周辺サービスを拡充しながら、サービスの品質向上に努め、継続的に利用者数を伸ばした。「ナビナビキャッシング」を中心とする金融メディア事業は同業他社と競争が激化する中、引き続き利用者数を伸ばした。その結果、ライフスタイルサポート事業は安定的かつ継続的な収益向上に取り組み、過去最高のセグメント売上を達成した。

③EC事業…売上高3億9300万円(同83.6%増)、セグメント損益3400万円の赤字(前年同期4300万円の赤字)
ウェブサイトのユーザビリティの向上等を進めながら、引き続きフルフィルメントの強化に注力し、順調に販売台数を伸ばし、過去最高の四半期売上を達成した。

■大型プロモの実施などでQonQは大幅な減益に
業績を四半期推移(QonQ)で見てみると、売上高は前四半期比5.6%増と増収ながら営業利益は60.8%減、経常利益は60.3%減、四半期純利益は72.6%減と大幅な減益となった。これはエンタメ事業で大型プロモーションを実施するなど7億円の追加投資を実施したことなどが要因で、当初から想定されていたものであり、特にネガティブにとらえる必要はなさそうだ。

 

なお、2017年7月期通期の連結業績予想は、従来予想から変更なく、売上高320億円(前期比39.3%増)、営業利益33億円(同49.1%増)、経常利益32億5000万円(同55.2%増)、当期純利益21億5000万円(同66.3%増)の見込み。
 
株式会社エイチーム
https://www.a-tm.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社エイチーム
設立
2000年2月
代表者
代表取締役社長 林 高生
決算期
7月
直近業績
売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3662
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