セガサミー、スマホゲームの収益が大きく改善、営業益が1億円の赤字から53億円の黒字に…効率的なマーケティングに「Noah Pass」が貢献か
セガサミーホールディングス<6460>は、この日(2月6日)発表の第3四半期の決算で、スマホゲームを中心とするデジタルゲームの営業利益が53億円となり、前年同期の1億円の赤字から大きく改善したことが明らかになった。売上高も前年同期比6%増の350億円と伸びた。
同社では、『オルタンシア・サーガ』や『ぷよぷよ!!クエスト』『チェインクロニクル』など、既存の主力スマートフォンゲームが堅調に推移したことに加え、『ファンタシースターオンライン2』がも引き続き好調を維持したとしている。
増益となったのは、売上高の伸びに加えて、広告宣伝費の効率的な活用だろう。第3四半期においては年末年始ということもあり、売上高に対する広告宣伝費の比率は10%台に達したが、第1四半期と第2四半期はいずれも1ケタ台に抑えている。
この背景には同社の展開する相互送客ネットワーク「Noah Pass」の貢献が大きいものとみられる。「Noah Pass」の平均MAUは1000万人を引き続き超えており、同社はもちろん参加する他のアプリ事業者にとっても重要な集客経路になっているようだ。
なお、同社のデジタルゲームのKPIを見ると、3カ月平均MAU(月次アクティブユーザー数)は3四半期連続で500万人を割り込んだが、ARPMAU(ユーザー1人当たりの平均売上)は3カ月連続で2000円台となるなど客単価の向上がみられる。
このほか、アミューズメント機器が5億円から42億円、パッケージゲームが5億円から42億円にそれぞれ大きく改善したところも見逃せない。アーケードゲームについては『艦これアーケード』が堅調に推移し、パッケージゲームについては『Football Manager 2017』や『龍が如く6 命の詩。』などの寄与した。
同社では、『オルタンシア・サーガ』や『ぷよぷよ!!クエスト』『チェインクロニクル』など、既存の主力スマートフォンゲームが堅調に推移したことに加え、『ファンタシースターオンライン2』がも引き続き好調を維持したとしている。
増益となったのは、売上高の伸びに加えて、広告宣伝費の効率的な活用だろう。第3四半期においては年末年始ということもあり、売上高に対する広告宣伝費の比率は10%台に達したが、第1四半期と第2四半期はいずれも1ケタ台に抑えている。
この背景には同社の展開する相互送客ネットワーク「Noah Pass」の貢献が大きいものとみられる。「Noah Pass」の平均MAUは1000万人を引き続き超えており、同社はもちろん参加する他のアプリ事業者にとっても重要な集客経路になっているようだ。
なお、同社のデジタルゲームのKPIを見ると、3カ月平均MAU(月次アクティブユーザー数)は3四半期連続で500万人を割り込んだが、ARPMAU(ユーザー1人当たりの平均売上)は3カ月連続で2000円台となるなど客単価の向上がみられる。
このほか、アミューズメント機器が5億円から42億円、パッケージゲームが5億円から42億円にそれぞれ大きく改善したところも見逃せない。アーケードゲームについては『艦これアーケード』が堅調に推移し、パッケージゲームについては『Football Manager 2017』や『龍が如く6 命の詩。』などの寄与した。
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460