【DeNA3Q決算説明会②】内製・協業アプリが好調…オリジナル作品『逆転オセロニア』は4Qに入ってDAU急増、売上ランキングもTOP20に
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の守安功社長(写真)は、この日(2月8日)開催の決算説明会で、同社の複数の内製・協業アプリが年末年始のプロモーションやイベント、アップデートなどの施策が奏功し好調に推移していることを明らかにした。オリジナルタイトル『逆転オセロニア』をはじめ、『キン肉マン マッスルショット』『ONE PIECEサウザンドストーム』『FINAL FANTASY Record Keeper』『スーパーガンダムロワイヤル』などで売上ランキングのTOP100の常連タイトルとなっている。
特に好調なのが『逆転オセロニア』だ。リリースから1年経過したタイトルだが、ユーザーコミュニテイの形成や、ゲームの質向上に注力する一方、2016年の年末年始のプロモーションを強化したところ、第4四半期に入ってDAU(日次アクティブユーザー数)が大きく伸びたという。AppStore売上ランキングでもTOP20に入るなど活躍を見せた。守安氏は「DAUがかなり拡大した。継続して利用されており、ユーザーベースが積み上がっている」とし、第4四半期での業績への貢献に期待を示した。
▲内製・協業タイトルのコイン消費も第3四半期の82億円からの増加が見込まれる。
なお、同社では、運営と改善を継続して大型化の見込めると判断したタイトルについては、開発・運営に関わる人員を増やして、運営面の強化を行いつつ、マーケティング活動を予算を投下しているとのこと。リリースしたタイトルについては、いきなり多額の広告宣伝費をつぎ込んでユーザーを増やすようなやり方はとっていないとのこと。
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(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432