【中国アプリ特集:4】「あったらいいな」をすべて再現!リスペクトが産んだであろう擬人化艦隊育成シミュレーションゲーム『戦艦少女R』を紹介
中国アプリ特集第4回目の今回は、『戦艦少女R』を紹介する。
『戦艦少女R』は、上海幻萌网络科技有限公司が開発する擬人化艦隊育成シミュレーションゲーム。日本版は幻萌日本支社のmoe fantasyが運営している。
プレイヤーは擬人化された各国の軍艦を集め、敵である謎の艦隊を倒すことが目的となる。味方である軍艦は、数十ヶ国で実際に活躍した軍艦が少女となっている。日本をはじめとした、イギリス、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランス、中国、ソ連、ロシア、タイ、スウェーデン、アイスランド、オーストラリア、カナダ、チリ、トルコと、世界中の戦艦少女が登場する。
ゲームの流れは、建造や出撃で戦艦少女を手に入れ、出撃・戦役・演習などでその戦艦少女を育てていく。
戦艦少女の船種は様々で、メジャーな「戦艦」、「巡洋戦艦」、「正規空母」、「軽空母」、「重巡洋艦」、「軽巡洋艦」、「駆逐艦」、「潜水艦」といったものから、「モニター艦」や「補給艦」といった珍しいものも戦艦少女として存在する。
実際の出撃や演習画面では、彼女らはSDキャラとなっており、戦闘シーンはアニメーションで繰り広げられる。砲撃や、艦載機を飛ばす様子、魚雷を発射する様子なども迫力満点で描かれている。
戦艦少女はそれぞれスキルを持っており、史実をモデルにしたものとなっている。このスキルは海域攻略の最大の要となる。敵の配置に応じて、戦艦少女を編成することが必要となる。
また、彼女らの装備にも趣向が凝らされている。実在していた装備はもちろんのこと、実現しなかった幻の兵器、その船に乗っていたとされる動物が装備として存在する。各種装備は戦艦少女が最初から持っているもの、もしくは開発で作成することができる。
そして、本作の魅力として戦艦少女をお着替えさせることが可能。新しい服を購入することで戦艦少女の見た目を変えることができるのだ。現在すべての戦艦少女に服が実装されているわけではないが、かなりの数が揃っているため、お気に入りのお洋服をプレゼントするのも良いだろう。
そんな彼女たちにはレベルが存在しており、出撃や演習をすることで経験値がたまりレベルが上がっていく。では、どんどん出撃させてレベルをガンガンあげて強くしよう!と思うが、そうはいかない。彼女たちは燃料、弾薬、鋼材、アルミといった資材で作られ、動いており、出撃の度にこれらを補給してあげる必要である。
これらの資材は遠征で手に入れることができる。遠征ではそれぞれ、決まったレベル、編成数、特定艦種の編成などの条件が設定されており、条件を満たさない場合は出撃できない。
『戦艦少女R』には、フレンド機能も実装されている。戦友を増やすと、その戦友の提督ルームを訪れることが可能となる。また、戦友の編成した防衛艦隊との演習も可能。通常の演習と同じように経験値を得ることが可能となる。
■『艦隊これくしょん』へのリスペクトが産んだ大型コンテンツ
この『戦艦少女R』、擬人化艦隊育成シミュレーションゲーム、歴戦の戦艦が少女になって戦うというコンセプトから、やはり、あの超有名タイトルである『艦隊これくしょん』の話をしてからではないと語れないコンテンツであろう。
コンセプトはもちろん、システムもやはり『艦隊これくしょん』を模倣したものとしか思えない。だが、これを単純に所謂「パクリゲー」と一括りにしていいものかと言うと、それは違うと感じる。
著者自身も『艦隊これくしょん』をプレイしているので、だからこそ感じることでもあるのだが、『艦隊これくしょん』のシステムに関して「ここがもっとこうなればいいのに。」等思うことが多々ある。『戦艦少女R』では、そんな『艦隊これくしょん』で感じた「あったらいいな」が見事再現されているのだ。
ユーザー目線で一つのコンテンツを研究し、リスペクトし、愛を持って開発されたタイトル、それが『戦艦少女R』なのではないだろうか。
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