【ゲーム株概況(4/14)】全体市場軟調の中でenishとドリコムが買われる 『アナザーエデン』が好スタートのグリーは堅調 エディアは大幅反落

そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、全体に軟調な銘柄が目立つ中で、enish<3667>とドリコム<3793>のプラスが目立った。どちらも新たな材料は浮上していないものの、ドリコムはIPタイトルにシフトした戦略による成長期待、enishはブラウザゲームの整理が進んだことによる業績の底打ち反転への期待といったあたりが、今月末の決算発表シーズン入りを前に意識されている部分もありそうだ。
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また、子会社Wright Flyer Studiosの新作『アナザーエデン 時空を超える猫』がこの日はApp Storeの売上ランキングでトップ30入りを果たした(関連記事)ことを好感し、グリー<3632>もプラス圏でのもみ合い推移となった。
ほか、任天堂<7974>やボルテージ<3639>などがしっかり。
半面、サイバーエージェント<4751>やエイチーム<3662>、シリコンスタジオ<3907>などが売られ、前日4月13日に発表した2017年2月期の決算が66%減の営業減益となったエディア<3935>も大幅反落した。同じく前日4月13日に第3四半期決算を発表したケイブ<3760>も安い。
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■関連銘柄

会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高749億0600万円、営業利益114億9800万円、経常利益141億0600万円、最終利益101億2100万円(2022年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高38億9200万円、営業損益2億5700万円の赤字、経常損益2億6700万円の赤字、最終損益2億7900万円の赤字(2021年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667