【速報】DeNA、17年3月期の営業益は17%増の231億円 EC事業売却が寄与 マリオランやFEH貢献でコイン消費伸長 ベイスターズが黒字転換【追記】
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>は、5月11日、2017年3月期の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益1438億円(前の期比0.1%増)、営業利益231億円(同17.0%増)、最終利益308億円(同172.2%増)だった。
売上については、ゲーム事業は同で減収となったものの、新規事業・スポーツ事業が増収となり、横ばいでの着地となった。利益面では「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」の名称で運営してきた事業をKDDIに売却したことに伴う譲渡益が「その他の収益」に計上され営業増益の要因となった。
なお、キュレーションプラットフォーム事業において、すべてのサービスの記事を非公開化し、事業計画等が未定であることから、関連するのれんなどの減損損失をその他の費用に計上したとのこと。
最終利益の大幅な伸びについては、欧米子会社の解散・清算の進捗に伴い、過年度の当社単体決算で計上した関係会社株式評価損に係る繰延税金資産と未収還付法人税等を計上したことによる。
セグメント別の状況は以下のとおり。
① ゲーム事業
ゲーム事業の売上収益は1014億円(同7.5%減)、セグメント利益は28,262百万円(同9.1%増)だった。下期以降、アプリでのより大きな成功を見据え、リソース配分・地域拠点のあり方を中心に事業戦略を見直した。アプリ成長へ向けた取り組みでは、任天堂との協業タイトル「スーパーマリオラン」や「ファイアーエムブレム ヒーローズ」を国内外で配信開始した。グローバルでのアプリタイトルにおけるユーザ消費額は、国内外での協業タイトルのリリース、国内を中心に既存タイトルが堅調に推移したこともあり、国内・海外ともに増加となった。一方で、利益率の高いブラウザタイトルでのユーザ消費額は減少した。
② EC事業
EC事業の売上収益は191億円(同3.6%減)、セグメント利益は20億円(同21.9%減)だった。
③ スポーツ事業
スポーツ事業の売上収益は137億円(同39.1%増)、セグメント利益10億円(前の期は10億円の赤字)だった。横浜DeNAベイスターズは、主催試合の入場者数が増加し、好調に推移した。また、連結子会社となった横浜スタジアムが通期で業績貢献した。
④ 新規事業・その他
新規事業・その他の売上収益は104億円(同81.8%増)、セグメント損益は51億円の赤字(同47億円の赤字)だった。うち、キュレーションプラットフォーム事業においては、運営する全てのサービスの記事を非公開化した。当該事業の当連結会計年度の売上収益は36億円、営業損益は28億円の赤字だった。
2017年1-3月期の業績は、売上収益が前四半期比9.0%増の351億円、営業利益が同31.7%増の44億円だった。キュレーションプラットフォームで11億円の赤字が計上されたが、主力のゲーム事業で任天堂との協業における新作『ファイアーエムブレムヒーローズ』の配信を開始したほか、「逆転オセロニア」「グランブルーファンタジー」など主要アプリが全般に好調に推移した、としている。
第1四半期(4~6月)は、売上収益364億円(前年同期比4.9%減)、営業利益75億円(同2.0%増)、最終利益74億円(同43.2%増)を見込む。
売上については、ゲーム事業は同で減収となったものの、新規事業・スポーツ事業が増収となり、横ばいでの着地となった。利益面では「DeNAショッピング」と「auショッピングモール」の名称で運営してきた事業をKDDIに売却したことに伴う譲渡益が「その他の収益」に計上され営業増益の要因となった。
なお、キュレーションプラットフォーム事業において、すべてのサービスの記事を非公開化し、事業計画等が未定であることから、関連するのれんなどの減損損失をその他の費用に計上したとのこと。
最終利益の大幅な伸びについては、欧米子会社の解散・清算の進捗に伴い、過年度の当社単体決算で計上した関係会社株式評価損に係る繰延税金資産と未収還付法人税等を計上したことによる。
セグメント別の状況は以下のとおり。
① ゲーム事業
ゲーム事業の売上収益は1014億円(同7.5%減)、セグメント利益は28,262百万円(同9.1%増)だった。下期以降、アプリでのより大きな成功を見据え、リソース配分・地域拠点のあり方を中心に事業戦略を見直した。アプリ成長へ向けた取り組みでは、任天堂との協業タイトル「スーパーマリオラン」や「ファイアーエムブレム ヒーローズ」を国内外で配信開始した。グローバルでのアプリタイトルにおけるユーザ消費額は、国内外での協業タイトルのリリース、国内を中心に既存タイトルが堅調に推移したこともあり、国内・海外ともに増加となった。一方で、利益率の高いブラウザタイトルでのユーザ消費額は減少した。
② EC事業
EC事業の売上収益は191億円(同3.6%減)、セグメント利益は20億円(同21.9%減)だった。
③ スポーツ事業
スポーツ事業の売上収益は137億円(同39.1%増)、セグメント利益10億円(前の期は10億円の赤字)だった。横浜DeNAベイスターズは、主催試合の入場者数が増加し、好調に推移した。また、連結子会社となった横浜スタジアムが通期で業績貢献した。
④ 新規事業・その他
新規事業・その他の売上収益は104億円(同81.8%増)、セグメント損益は51億円の赤字(同47億円の赤字)だった。うち、キュレーションプラットフォーム事業においては、運営する全てのサービスの記事を非公開化した。当該事業の当連結会計年度の売上収益は36億円、営業損益は28億円の赤字だった。
【追記】
2017年1-3月期の業績は、売上収益が前四半期比9.0%増の351億円、営業利益が同31.7%増の44億円だった。キュレーションプラットフォームで11億円の赤字が計上されたが、主力のゲーム事業で任天堂との協業における新作『ファイアーエムブレムヒーローズ』の配信を開始したほか、「逆転オセロニア」「グランブルーファンタジー」など主要アプリが全般に好調に推移した、としている。
■第1四半期の見通し
第1四半期(4~6月)は、売上収益364億円(前年同期比4.9%減)、営業利益75億円(同2.0%増)、最終利益74億円(同43.2%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432