東映アニメーション<4816>は、5月12日、2017年3月期の連結決算を発表し、売上高407億円(前の期比21.2%増)、営業利益101億円(同32.7%増)、経常利益103億円(同29.6%増)、最終利益72億円(同40.0%増)だった。
同社では、国内外で映像配信権やアプリゲーム化権の販売に加え、7月に公開した「ONE PIECE FILM GOLD」のヒットや公開に伴うタイアップ・販促キャンペーンが好調に推移した、としている。劇場公開や新作のテレビ放映に係る宣伝費、人員強化等による人件費の増加があったものの、収益性の高い海外映像販売事業や版権事業が大幅増収したことで吸収した。
ゲームアプリに関しては、『ドラゴンボールZドッカンバトル』が国内外で好調に推移したことや、中国での「聖闘士星矢」のゲームアプリのライセンス収入が大きく伸びたという。
劇場アニメ部門では、平成28年3月に「デジモンアドベンチャーtri. 第2章」、「映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」、7月に「ONE PIECE FILM GOLD」、9月に「デジモンアドベンチャーtri. 第3章」、10月に「映画魔法つかいプリキュア!」、12月に「ポッピンQ」、平成29年2月に「デジモンアドベンチャー tri. 第4章」、3月に「映画プリキュアドリームスターズ!」を公開した。「ONE PIECE FILM GOLD」のヒットにより大幅な増収となった。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「魔法つかいプリキュア!」(2017年2月より「キラキラ☆プリキュアアラモード」)、「ドラゴンボール超」、「デジモンユニバース アプリモンスターズ」、「美少女戦士セーラームーンCrystal」、「タイガーマスクW」の6作品を放映した。前連結会計年度と比べ放映本数は減ったものの、ゲーム向け等音声製作が好調だったことから、増収となった。
コンテンツ部門では、「ONE PIECE FILM GOLD」のブルーレイ・DVDの売上があったものの、ゲーム向け等音声製作をテレビアニメ部門に組み替えたことにより、大幅な減収となった。
海外映像部門では、中国向け大口契約を含む映像配信権に加え、全世界で「ドラゴンボール」シリーズのテレビ放映権や中南米向け『ドラゴンボールZ 復活の「F」』及びアジア向け「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場上映権の販売が好調に推移したことから、大幅な増収となった。
その他部門では、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』のサービス終了の影響があったものの、定額映像配信市場の拡大もあり、映像配信権の販売が好調に推移したことから、増収となった。
国内版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボールZドッカンバトル』や「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場公開に向けたタイアップ・販促向け許諾が好調に推移したことから、前連結会計年度と比較して大幅な増収となった。海外版権部門では、全世界で『ドラゴンボールZドッカンバトル』、中国での「聖闘士星矢」のアプリゲームに加え、欧米で「ドラゴンボール」シリーズの商品化権販売が好調に推移したことから、大幅な増収となった。
商品販売部門では、「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場公開に向けたキャンペーン向けのノベルティグッズなどの販売が好調だったことに加え、海外のイベント物販も好調に稼動したことにより、前連結会計年度と比較して大幅な増収となった。
催事イベントやキャラクターショー等を展開した。前の期に行った「Dr.スランプアラレちゃん」の催事関連に相当するものがなかったものの、「聖闘士星矢」シリーズや「ドラゴンボール」シリーズの催事関連が好調に稼動した。
2018年3月期は、売上高330億円(前期比19.0%減)、営業利益67億円(同33.9%減)、経常利益70億円(同32.5%減)、最終利益45億円(同37.5%減)を見込む。
同社では、国内外で映像配信権やアプリゲーム化権の販売に加え、7月に公開した「ONE PIECE FILM GOLD」のヒットや公開に伴うタイアップ・販促キャンペーンが好調に推移した、としている。劇場公開や新作のテレビ放映に係る宣伝費、人員強化等による人件費の増加があったものの、収益性の高い海外映像販売事業や版権事業が大幅増収したことで吸収した。
ゲームアプリに関しては、『ドラゴンボールZドッカンバトル』が国内外で好調に推移したことや、中国での「聖闘士星矢」のゲームアプリのライセンス収入が大きく伸びたという。
①映像製作・販売事業…売上高159億円(同13.8%増)、セグメント利益は34億円(同5.8%増)
劇場アニメ部門では、平成28年3月に「デジモンアドベンチャーtri. 第2章」、「映画プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!」、7月に「ONE PIECE FILM GOLD」、9月に「デジモンアドベンチャーtri. 第3章」、10月に「映画魔法つかいプリキュア!」、12月に「ポッピンQ」、平成29年2月に「デジモンアドベンチャー tri. 第4章」、3月に「映画プリキュアドリームスターズ!」を公開した。「ONE PIECE FILM GOLD」のヒットにより大幅な増収となった。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「魔法つかいプリキュア!」(2017年2月より「キラキラ☆プリキュアアラモード」)、「ドラゴンボール超」、「デジモンユニバース アプリモンスターズ」、「美少女戦士セーラームーンCrystal」、「タイガーマスクW」の6作品を放映した。前連結会計年度と比べ放映本数は減ったものの、ゲーム向け等音声製作が好調だったことから、増収となった。
コンテンツ部門では、「ONE PIECE FILM GOLD」のブルーレイ・DVDの売上があったものの、ゲーム向け等音声製作をテレビアニメ部門に組み替えたことにより、大幅な減収となった。
海外映像部門では、中国向け大口契約を含む映像配信権に加え、全世界で「ドラゴンボール」シリーズのテレビ放映権や中南米向け『ドラゴンボールZ 復活の「F」』及びアジア向け「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場上映権の販売が好調に推移したことから、大幅な増収となった。
その他部門では、ソーシャルゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシーカードバトル』のサービス終了の影響があったものの、定額映像配信市場の拡大もあり、映像配信権の販売が好調に推移したことから、増収となった。
②版権事業…売上高181億円(同31.8%増)、セグメント利益86億円(同41.0%増)
国内版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボールZドッカンバトル』や「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場公開に向けたタイアップ・販促向け許諾が好調に推移したことから、前連結会計年度と比較して大幅な増収となった。海外版権部門では、全世界で『ドラゴンボールZドッカンバトル』、中国での「聖闘士星矢」のアプリゲームに加え、欧米で「ドラゴンボール」シリーズの商品化権販売が好調に推移したことから、大幅な増収となった。
③商品販売事業…売上高55億円(同18.8%増)、セグメント利益1億円(同2917.9%増)
商品販売部門では、「ONE PIECE FILM GOLD」の劇場公開に向けたキャンペーン向けのノベルティグッズなどの販売が好調だったことに加え、海外のイベント物販も好調に稼動したことにより、前連結会計年度と比較して大幅な増収となった。
④その他事業…売上高13億円(同0.4%減)、セグメント利益0.4億円(同21.2%増)
催事イベントやキャラクターショー等を展開した。前の期に行った「Dr.スランプアラレちゃん」の催事関連に相当するものがなかったものの、「聖闘士星矢」シリーズや「ドラゴンボール」シリーズの催事関連が好調に稼動した。
■2018年3月金お見通し
2018年3月期は、売上高330億円(前期比19.0%減)、営業利益67億円(同33.9%減)、経常利益70億円(同32.5%減)、最終利益45億円(同37.5%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816