フリュー、第1四半期の営業益は39%減の7.5億円…プリントシールとキャラクターグッズ不振、ゲームの先行投資も響く

フリュー<6238>は、8月9日、第1四半期(4~6月)連結決算を発表し、売上高59億0400万円(前年同期比0.4%減)、営業利益7億5000万円(同39.0%減)、経常利益7億5000万円(同39.9%減)、最終利益4億9500万円(同41.4%減)と大幅な減益となった。

 


主力のプリントシール事業やキャラクターグッズが不振だったことに加え、ゲーム事業での開発投資が収益を圧迫したことが主な要因だった。セグメント別の状況は以下のとおり。


プリントシール事業
売上高19億3500万円(前年同期比3%減))、営業利益1億9600万円(同38.2%減)だった。プリントシール機の新機種「SALON AIR(サロンエアー)」を発売したものの、プリントシール機全体としてのプレイ回数は減少し、シール紙売上は前年同期を下回った。


コンテンツ・メディア事業
売上高20億9100万円(同7.9%増)、営業利益10億7900万円(同0.6%増)だった。プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」の入会促進施策と継続利用促進施策に取り組んだものの、プリントシール機のプレイ回数が減少した影響もあり、2017年6月末における有料会員数は161万人だった。一方、「curet(キュレット)」等のWEBマガジンやメール広告「プリアドメール」、カラーコンタクトレンズの販売は堅調に推移した。


キャラクタ・マーチャンダイジング事業
売上高10億9900万円(同16.5%減)、営業利益5600万円(同73.9%減)だった。多数の新規キャラクター版権の獲得とその商品化を行ったが、前期主力商品に匹敵するような売上を獲得するに至らなかった。


ゲーム事業
売上高6億5200万円(同30.7%増)、営業損益2億3900万円の赤字(前年同期1億1200万円の赤字)だった。ニンテンドー3DS向けオリジナルタイトル「アライアンス・アライブ」の発売や、スマートフォン向けゲーム「恋愛幕末カレシ~時の彼方で花咲く恋~」などの影響で売上を伸ばしたが、第2四半期以降に向けた開発投資の影響もあり、赤字幅は拡大した。


 
■2018年3月期の見通し

2018年3月通期は、売上高265億円(前期比6.5%増)、営業利益40億円(同2.0%増)、経常利益40億円(同2.0%増)、最終利益28億円(同0.1%増)を見込む。

 
フリュー株式会社
http://www.furyu.jp/

会社情報

会社名
フリュー株式会社
設立
2007年4月
代表者
代表取締役社長 三嶋 隆
決算期
3月
直近業績
売上高427億6800万円、営業利益37億7100万円、経常利益37億3500万円、最終利益24億9100万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6238
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