日本アジア投資(JAIC)<8518>が本日(8月3日)に発表した第1四半期(4月~6月期)の連結業績は、営業収益14億4000万円(前年同期比52.1%減)、営業損益2億7400万円の赤字(前年同期6億1500万円の黒字)、経常損益4億8900万円の赤字(同5億0100万円の黒字)、四半期純損益4億1400万円の赤字(同1億2700万円の黒字)だった。
新規上場の低迷に伴い、営業投資有価証券の売却高が、前年同期比53.6%減の11億9100万円と大きく減少したことに加えて、実現キャピタルゲインが前年比85.3%減と大きく減少したことが響いたようだ。販売管理費を前年同期比4.2%の削減したものの、営業収益の低迷をカバーすることができなかった模様。
また、グループが管理運営するファンドからの投資実行については、自己勘定による投資(プリンシパル投資)は制限し、組入を進めているファンドの投資方針に基づき、良質な案件を選別し、投資活動を進めたとのこと。投資した会社は19社で、投資実行額は前年同期比46.0%増の8億3800万円だった。
なお、2012年3月期の業績予想については、株式市場の変動の影響が大きいため、非開示としている。