昨今のスマートフォンゲームは運営の長期化が進み、新しいタイトルの開発や研究を行うことに対して敷居が高くなっている。開発費の高騰やユーザー獲得の激化が進み、中々既存タイトルから新しい挑戦ができていないのが実状だ。
そんな中、今回紹介するシンクタンクはHTML5ゲームの開発体制強化を行っている。同社は『戦国いろは』というモバイルゲームを6年以上も運営している一方で、新しい分野への挑戦にも積極的に参入している。
Social Game Infoでは、『関西企業特集』として、同社スタッフにインタビューを実施。同社の魅力、開発現場の雰囲気、求めている人物像など、様々な視点から話を伺ってきた。
■新作の他にHTML5ゲームの開発強化も進めるシンクタンク
――ご担当者についてお聞かせください。
開発中の新規タイトルのチームマネージャーを担当しています。仕様を策定しチーム内のタスクに落とし込んでいく管理業務はもちろんですが、人事労務も並行して行い、チームに負荷がかからず円滑に業務を行えるよう目を配っています。シンクタンクへ入社する前は東京で大手スマホゲーム会社に勤務していました。その時の経験の良い部分は伝達し、より良い方向へ会社を導いていきたいと考えています。
――御社についてお聞かせください。
一言でいうならエンターテインメント企業です。現在の主事業はスマホゲームの開発/提供ですが、業種問わず楽しいことに積極的に参入していきたいという企業風土があります。時代に沿ったサービスをみなさまに提供できるよう、 技術力・ノウハウの向上を常に意識し開発を行っています。
――御社の強みや特徴を教えてください。(制作環境や組織体制など)
ゲーム業界においての新時代、HTML5ゲームの開発組織を強化している会社です。既存のゲームアプリに近い体験をHTML5でも表現できるようになり、業界注目の領域となっています。当分野において、先んじて積極的な環境整備を行えているのは大きなアドバンテージと感じています。
また、チームワークに自信を持っており、社員間交流行事(会社創設記念や社員旅行など)が盛んに行われ、壁を感じない風通しの良さはとても魅力だと思います。各員がプロフェッショナルとして自分の業務領域を探求する一方で、多岐に渡り活発に自由な発言を行える空気感の創造を常日頃から心がけています。
――制作されたタイトルをお教えください。
『戦国いろは』は、多くのユーザに支えられて6年に渡り運営中のタイトルです。一般的にゲームの寿命は長くて3年と言われている中で驚異的な数字だと思います。長くに渡り継続出来ているのは、歴史背景をきちんと調査し把握している運営チームがユーザに寄り添った企画を出し続けているからだと思います。
現在は三国志をテーマとした次世代作品『レグナムトリア』の開発を進めており、今まで培った運営力を生かして最高の体験をみなさまにお届けしたいです。
――採用強化背景についてお聞かせください。
先も述べたように、HTML5ゲームの開発組織の強化を推進しています。それに伴い、開発中の新タイトルのスタッフを広く募集しています。既存スタッフのみならず新しいメンバーからも多くの意見を取り入れていきたいと考えています。
もちろん各職種においてスキル面などの一定の判断基準はありますが、それだけが判断の全てではありません。年齢や業界経験を問わず募集をしており、実際にアパレルから転職してきた方もいます。何がアイデアの種になるのかは分かりません。募集の幅を狭め過ぎない事で様々な人材から意見を取り入れていければ良いと考えています。
――スキルや技能面の他にも、チームでゲームを作っていく上でどのような点を重視していますか。
面白い企画を生み出すための「強いチーム」を創るためには多くの人材が必要となります。各分野のプロフェッショナルとして採用または育成を行いますが、何よりもプロ意識を各自が持って行動することが重要だと思っています。業務内容の垣根を越えての意見も活発に行われる当社ですが、自信を持って発言をして欲しいです。
さらに、これから入社される方は新しい組織を作っていく事に関わってくるので、技術だけでなくビジネス面でも大きく成長できる機会を提供します。熱意や意欲的な姿勢をお持ちの方は是非お話しさせて頂きたいです。
――御社の社員を一言で言うと。
「クセがすごい!」ですね。個々人の個性も豊かですが、チームによってもカラーがかなり違います。割と伸び伸びとしているため個性が浮き出ます。ですがメリハリが重要なので、やると決まった事をとても集中して行うのは全員共通の特徴です。
――オフィスで特徴的な制度や設備はありますか。
ずばり朝ヨガです。もちろん任意参加ですが、導入から非常に評判が良く男女問わず多くのスタッフが参加しています。頭がすっきりするだけではなく体調も整えられるのでオススメです。
また、社員旅行は海外に毎年行っています。見聞を広めて人生が豊かになって欲しいという思いから実施しております。その他は制度ではないですが、「残業を出来る限りしない」「有休は出来る限り使う」という事を心がけています。社員あっての会社なので、そういった当たり前のことを当たり前にやれる企業風土は大事にしていきたいです。
――今、一番関心のあることは。
HTML5ゲームマーケットです。AppStoreやGooglePlayのアプリマーケットは飽和状態になっています。もちろんそれらも重要なマーケットではありますが、より多くのマーケットに多面で展開できるゲーム開発の必要性を強く感じています。
――ご担当者様の1日の過ごし方をお聞かせください。
出社してからメールなどのチェック、各スタッフのタスクの振り分け指示を行います。午後はミーティングと面接、また来客との折衝を行います。その合間に各自の進捗管理、相談を行い、業務報告と共に19時に退社。その後はスタッフを誘って飲みに行く事も多いですし、他社との交流会に参加したりしています。その他、色々な社員の1日の流れが当社コーポレートサイトに掲載されているので是非見てください。
――関東から関西に移った際に感じたこと・魅力などはありますか。
「ボケ・ツッコミ・オチ」など、そういった関西ならではの地域特性だと思うのですが、とても楽しくて面白い人が多いです。東京に比べると裏表なく意見をはっきり言う人が多く、私はとてもやりやすい環境だと思いました。また生活費全般が安めなのはとても魅力です。家賃は特に大きくて東京都内に比べるとかなりの差があると感じました。
――御社の地域の魅力などをお教えください。
オフィス街ではありますが昼夜問わず周囲に食事するところが結構あります。歩けばすぐの距離に美味しいお店がたくさんあるので発掘を楽しんでください。駅から徒歩1分の超好立地に加え、梅田や難波へのアクセスも非常に良いので環境は抜群に良いと思います。
――最後に一言お願いします。
就労環境は自信を持ってオススメできます。人生を豊かに楽しみながら、これからのゲーム業界を担う分野の開発をしましょう!!是非ご応募頂ければと思います。
会社情報
- 会社名
- 株式会社シンクタンク
- 設立
- 2001年2月
- 代表者
- CEO 児島 旬
- 決算期
- 3月