アニプレックスとLive2Dは、業務資本提携を行い、アニプレックスがLive2D社の株式の過半数を取得したと発表した。また、映像技術『Live2D』を使用した長編アニメーション映画制作を始動している。
Live2Dは2次元でしか表現できない魅力的な『絵』を、絵のままでダイナミックに、思い通りに動かすことを目指し、3Dと全く異なるアプローチによって実現した映像技術だ。これまで、国内外300以上の商用タイトル(映像・ゲーム・アプリ)で使用し、2017年の世界のパブリッシャーTOP10社のうち70%が、国内TOP52社のうち87%がLive2Dを採用したコンテンツをリリースしている。
両社は、このLive2Dを使ったこれまでに無い全く新しい映像表現でのアニメーション作品制作に取り組むという目標を共有し、業務資本提携は、その大きな目標を実現するためと説明している。Live2D社は本提携を機に、ソフトウェアの開発と全世界に向けた提供をさらに加速させるため採用活動を強化し、Live2Dの開発に携わるエンジニア、長編アニメーション制作に従事するデザイナーを始め幅広い職種の人材採用を開始する。
・アニプレックス 代表取締役 岩上敦宏 コメント
「アニメやアプリゲームにおいて広く利用されているソフトウェア『Live2D』を有するLive2D社と話し合いをしていく中で、同社の技術を駆使した長編映像制作を行いたいという熱意を強く感じました。今回の提携によりアニプレックスはLive2D社のビジネスを支援しながら、ともに映像技術をさらに進化させ、さらなる映像表現を追求していけば全く新しい映像作品ができると確信しております。長い道のりかもしれませんが、ぜひご期待ください。」
・Live2D社 代表取締役 中城哲也 コメント
「Live2Dは国内外のアプリゲームを中心に普及が進んでいます。今回、エンタテインメント事業を全世界規模で展開するアニプレックスとの提携により、長編アニメーション映画制作に挑戦する機会をいただきました。アプリゲーム業界向けのツール開発をこれまで以上に加速させつつ、革新的な映像表現と、それを実現する技術を提供することで、2Dコンテンツ、そしてそれを支えるクリエイターの発展に貢献出来ると確信しております。」
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会社情報
- 会社名
- 株式会社アニプレックス
- 設立
- 1995年9月
- 代表者
- 岩上敦宏
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- ・売上高:2062億2200万円(前の期比36.6%増)
・営業利益:534億5300万円(同81.9%増)
・経常利益:537億5100万円(同84.2%増)
・最終利益:369億3600万円(同100.5%増) - 上場区分
- 未上場