ミクシィ、18年3月期の『モンスト』の売上減と投資強化で減収減益 チケキャン減損76億円 今期は33%営業減益となる見通し

ミクシィ<2121>は、本日(5月10日)、2018年3月期の連結決算を発表し、売上高1890億円(前の期比8.7%減)、営業利益723億円(同18.7%減)、経常利益727億円(同17.8%減)、最終利益417億円(同30.2%減)だった。減収減益となったが、主力タイトル『モンスターストライク』の収益の低下が主な要因だった。またユーザー還元やマーチャンダイジング、アニメなど130億円の施策も影響したようである。

 


主力のエンターテインメント事業は、売上高1759億円(同8.7%減)、セグメント利益784億円(同16.8%減)だった。『モンスターストライク』については、国内外でTVCMや屋外広告などのプロモーション、eスポーツ促進を含むリアルイベントの実施、グッズの製作、映画や人気アニメとのタイアップ、オリジナルアニメの配信や劇場版公開などに加え、2017年5月にはグッズ販売等を行う常設店舗を東京・渋谷にオープンした。ゲーム利用者数は2018年3月に全世界で4500万人を突破した。

メディアプラットフォーム事業は、売上高131億円(同9.1%減)、セグメント利益15億円(同13.4%減)だった。「家族アルバム みてね」では、2017年10月に利用者が200万人を突破、7月より英語対応も開始した。チケットフリマサービス「チケットキャンプ」については業務を完全に停止し、サービス提供を終了することとなった。これにより、のれん償却費76億円、固定資産の減損損失1億円を特別損失として計上した。


 
■2019年3月期の見通し

続く2019年3月期は、売上高1750億円(前期比7.5%減)、営業利益480億円(同33.7%減)、経常利益480億円(同34.0%減)、最終利益310億円(同25.8%減)を見込む。

 
株式会社MIXI
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会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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