【決算】東映アニメ、18年3月期の営業益予想を90億円→120億円に大幅増額 『ドラゴンボール』ゲームアプリ貢献、北米向け映像配信権の販売も寄与
東映アニメーション<4816>は、本日(7月27日)、2019年3月期の連結業績予想を上方修正し、売上高を400億円から480億円、営業利益を90億円から120億円、経常利益を93億円から123億円、最終利益を63億円から85億円にそれぞれ引き上げた。
従来予想からの修正率は、売上高が20.0%増、営業利益が33.3%増、経常利益が32.3%増、最終利益が34.9%増と大幅な修正となる。従来予想では減収減益予想だったが、一転して増収増益見通しになった。
同社では、北米向け映像配信権の販売が好調に稼動したことに加え、国内外で「ドラゴンボール」シリーズのアプリゲーム化権販売が当初の見込みを上回って好調に推移した、としている。第2四半期連結会計期間も国内外でゲーム化権販売が引き続き好調に推移することが予想されるため、第2四半期累計の業績予想を上方修正し、それに伴い、通期の業績予想も引き上げた。
同時に発表した第1四半期(4~6月)の連結は、売上高140億円(前年同期比17.9%増)、営業利益47億円(同44.4%増)、経常利益50億円(同42.0%増)、最終利益37億円(同42.4%増)だった。
北米向け映像配信権の販売が好調に稼動したことに加え、国内外で「ドラゴンボール」シリーズのアプリゲーム化権販売が好調だった。全体の収益の9割以上を占める映像制作と版権事業の状況は以下のとおり。
売上高50億円(同20.3%増)、セグメント利益19億円(同110.8%増)と大幅な増収増益だった。
劇場アニメ部門では、3月に「映画プリキュアスーパースターズ!」、5月に「デジモンアドベンチャーtri.第6章」を公開した。「映画プリキュアスーパースターズ!」と「デジモンアドベンチャーtri.第6章」のヒットにより、前年同期と比較して大幅な増収となった。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「HUGっと!プリキュア」、「ゲゲゲの鬼太郎」、「おしりたんてい」の4作品を放映した。前年同期に比べ放映本数が減少したことから、大幅な減収となった。
コンテンツ部門では、前年同期にあった「美少女戦士セーラームーンCrystal」のブルーレイ・DVDの売上に相当するものがなかったことから、大幅な減収となった。
海外映像部門では、中国向け大口映像配信権の販売本数が増加したことに加え、北米向け映像配信権の販売が好調に稼動したことから、大幅な増収となった。
その他部門では、アプリゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシースピリッツ』が好調に稼動したことから、増収となった。
売上高79億円(同24.8%増)、セグメント利益37億円(同23.9%増)と大幅な増収増益だった。
国内版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が前年同期より更に好調に稼動したことから、大幅な増収となった。
海外版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボール レジェンズ』の配信が開始されたことに加え、アプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や、『ドラゴンボール ファイターズ』を中心とした家庭用ゲームも好調に稼動したことから、大幅な増収だった。
従来予想からの修正率は、売上高が20.0%増、営業利益が33.3%増、経常利益が32.3%増、最終利益が34.9%増と大幅な修正となる。従来予想では減収減益予想だったが、一転して増収増益見通しになった。
同社では、北米向け映像配信権の販売が好調に稼動したことに加え、国内外で「ドラゴンボール」シリーズのアプリゲーム化権販売が当初の見込みを上回って好調に推移した、としている。第2四半期連結会計期間も国内外でゲーム化権販売が引き続き好調に推移することが予想されるため、第2四半期累計の業績予想を上方修正し、それに伴い、通期の業績予想も引き上げた。
■第1四半期は大幅増益
同時に発表した第1四半期(4~6月)の連結は、売上高140億円(前年同期比17.9%増)、営業利益47億円(同44.4%増)、経常利益50億円(同42.0%増)、最終利益37億円(同42.4%増)だった。
北米向け映像配信権の販売が好調に稼動したことに加え、国内外で「ドラゴンボール」シリーズのアプリゲーム化権販売が好調だった。全体の収益の9割以上を占める映像制作と版権事業の状況は以下のとおり。
■映像製作・販売事業
売上高50億円(同20.3%増)、セグメント利益19億円(同110.8%増)と大幅な増収増益だった。
劇場アニメ部門では、3月に「映画プリキュアスーパースターズ!」、5月に「デジモンアドベンチャーtri.第6章」を公開した。「映画プリキュアスーパースターズ!」と「デジモンアドベンチャーtri.第6章」のヒットにより、前年同期と比較して大幅な増収となった。
テレビアニメ部門では、「ワンピース」、「HUGっと!プリキュア」、「ゲゲゲの鬼太郎」、「おしりたんてい」の4作品を放映した。前年同期に比べ放映本数が減少したことから、大幅な減収となった。
コンテンツ部門では、前年同期にあった「美少女戦士セーラームーンCrystal」のブルーレイ・DVDの売上に相当するものがなかったことから、大幅な減収となった。
海外映像部門では、中国向け大口映像配信権の販売本数が増加したことに加え、北米向け映像配信権の販売が好調に稼動したことから、大幅な増収となった。
その他部門では、アプリゲーム『聖闘士星矢 ギャラクシースピリッツ』が好調に稼動したことから、増収となった。
■版権事業
売上高79億円(同24.8%増)、セグメント利益37億円(同23.9%増)と大幅な増収増益だった。
国内版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』が前年同期より更に好調に稼動したことから、大幅な増収となった。
海外版権部門では、アプリゲーム『ドラゴンボール レジェンズ』の配信が開始されたことに加え、アプリゲーム『ドラゴンボールZ ドッカンバトル』や、『ドラゴンボール ファイターズ』を中心とした家庭用ゲームも好調に稼動したことから、大幅な増収だった。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816