モノビットエンジン、「MUN2.0」と「VRVC」をアップデート Unity2018に対応など…CEDEC2018での講演も
モノビットエンジンは、8月14日、国産リアルタイム通信エンジン「モノビットエンジン」製品群のうちの「Monobit Unity Networking 2.0」(以下MUN)と「VR Voice Chat2.0」(以下VRVC)のアップデート実施を発表した。
MUNはver.2.5.0となり、Uinty2018に対応する他、公開しているC#版MUNサーバプログラムを「.NET Core2.1」に対応するなど、さらなる速度改善を試みている。また、VRVCはver.2.4.0となり、マイク端末を再接続した後もボイスチャットが可能になるように改善したという。
■アップデート情報
・Monobit Unity Networking 2.0 ver.2.5.0
機能追加・改善(クライアント側)】
Unity2018 に対応いたしました。
MUN/MRSライブラリについて、すべての UnityEditor のバージョンでターゲットプラットフォームを自動的に割り当てられるように改善した。
(今後、Unity5.5.3以降のバージョンにて手動でターゲットプラットフォーム修正を行なう必要性がなくなります。)
Unity5.3.0 以降のバージョンにおいて、MonobitAutoLoginTemplateコンポーネントを使用した際に、UnityEditor上での実行終了後、シーン情報がisLoadingのまま滞留してしまう不具合について修正した。
【機能追加・改善(サーバ側)】
C# 版MUNサーバにつきまして、.NET Core2.1 に対応いたしました。
■VR Voice Chat2.0 ver.2.4.0
【機能追加・改善(MUN・VRVC共通)】
Unity2018 に対応した。
MUN/MRSライブラリについて、すべての UnityEditor のバージョンでターゲットプラットフォームを自動的に割り当てられるように改善した。
(今後、Unity5.5.3以降のバージョンにて手動でターゲットプラットフォーム修正を行なう必要性がなくなる。)
Unity5.3.0 以降のバージョンにおいて、MonobitAutoLoginTemplateコンポーネントを使用した際に、UnityEditor上での実行終了後、シーン情報がisLoadingのまま滞留してしまう不具合について修正した。
【機能追加・改善(VRVC単体)】
実行中におけるマイクデバイスの切り替え操作に対応した。 マイクの活線挿抜に対応し、マイク端末を再接続した後も継続的にボイスチャットが可能になるように改善した。
CEDEC2018にてモノビットエンジン株式会社として初のセッションを行う。
<セッション名>
800万ダウンロードを達成した共闘ことばRPG 『コトダマン』でのモノビットエンジン採用実例と最新情報
<セッションの内容>
セガゲームスがパブリッシングし、わずか3か月で800万ダウンロードを達成した共闘ことばRPG 『コトダマン』。マルチプレイではモノビットエンジン製品群の一つである「Monobit Unity Networking2.0」が採用している。本サービスの様な大規模な接続環境でのマルチプレイのリアルタイム通信を実現するにあたり、開発から運用にあたっての役立つ情報を事例ベースでセガゲームスが話をする。また、モノビットエンジンの最新情報もお届けする。
<セッション日時>
08月22日(水) 16:30 〜 17:30
<講演者>
セガゲームス
ゲーム&デジタルサービス統括本部 開発統括部 ソフト開発部 第2ソフト開発セクション
セクションマネージャー/シニアプログラマ 兼 サーバー開発支援課 課長
日合 亨氏
モノビットエンジン株式会社 代表取締役社長 安田 京人氏
<CEDECセッションページ>
https://2018.cedec.cesa.or.jp/session/detail/s5aefb410d7685
■「VR Voice Chat 2.0」製品概要
今、VRコンテンツにおける″リアルタイム・コミュニケーション″の必要性が高まっています。『 VR Voice Chat』(以下、VRVC)とは、VR空間内で複数人による物理同期やボイスチャットを手軽に実装できるUnity専用のアセットとなる。自分の動きや声をネットワークで通信し、リアルタイムでVR空間を共有することで、VRコンテンツの新たな楽しみ方や深い没入感を創り出すことができます。さらにゲームだけではなく、様々な業種で制作されるVRコンテンツにも、VRボイスチャットを簡単に搭載できる。
▼試用版ダウンロード先
http://www.monobitengine.com/vrvc/
■「Monobit Unity Networking 2.0」製品概要
「Monobit Unity Networking」(以下、MUN)とは、Unity専用の無料アセットで、クライアントプログラムだけでマルチプレイゲームを簡単に実装できる。さらに新製品「Monobit Revolution Sever」(以下、MRS)の新コアを採用し、TCPに加え、UDP/RDUPも正式サポートするなど大幅な通信性能アップを図った。また、最近ではUnityのWebGL出力にも対応した。
▼試用版ダウンロード先
http://www.monobitengine.com/mun/
■「Monobit Revolution Server」製品概要
MRSとは、オンラインゲームやネットワークアプリの開発・運用にご利用いただける高性能な通信エンジン&総合サーバパッケージとなる。Linux/Windowsサーバで動作し、あらゆるジャンルのマルチプレイ要素をスムーズに開発することができる。
MRSは「オンラインゲームを支える技術」の著者でもあるCTO中嶋謙互氏設計の下、ネットワークエンジンのエキスパートが開発を手がけ、導入や開発、高スループットと高レスポンスに加えて柔軟な開発・運用を実現している。なお、MRSはモノビットエンジン公式サイトにて、無料ダウンロードできる。
▼試用版ダウンロード先
http://www.monobitengine.com/mrs/
会社情報
- 会社名
- monoAI technology株式会社
- 設立
- 2013年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 本城 嘉太郎
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5240