グリー<3632>取締役 上級執行役員の荒木英士氏と同じく取締役 上級執行役員の大矢俊樹氏は、本日(10月26日)開催の決算説明会で、『アナザーエデン 時空を超える猫』でのガチャの不具合について現在の状況について説明を行った。
同不具合は、夢見(ガチャ)の10連で、同じ仲間(同一ID)が4体以上含まれる場合に再抽選されるプログラムと、★5クラスの仲間が4体以上含まれる場合に再抽選されるプログラムが組み込まれていたという内容になる。この問題に対して説明を行った荒木氏は、現在ユーザーの利用状況は戻っているとしながら、「確率操作と言われても否定しにくいような処理を1年以上検知できず、本来検知されるはずの修正がなされなかったのが問題」と話した。
また検知されなかった理由についても説明を行っている。理由は、同社でゲーム開発部門とは別部門で、ガチャの表示や確率などを検査する部門があり、新ガチャのリリース時などに検査を行っている。しかし今回の問題は純粋なバグ改修として対応し、検査部門を通らなかったためと説明した。(荒木氏)
荒木氏によると現在は再発防止策として、全社的にガチャに関する変更において、テキストの変更のようなことでも、実装の内容は事業責任者や状況によっては役員にエスカレーションを行い、独立した部門で検査を行うようプロセスを改善を行ってるという。さらに開発現場の認識レベルを上げるため研修や啓蒙活動などを行っていく予定とのことだ。
同不具合は、夢見(ガチャ)の10連で、同じ仲間(同一ID)が4体以上含まれる場合に再抽選されるプログラムと、★5クラスの仲間が4体以上含まれる場合に再抽選されるプログラムが組み込まれていたという内容になる。この問題に対して説明を行った荒木氏は、現在ユーザーの利用状況は戻っているとしながら、「確率操作と言われても否定しにくいような処理を1年以上検知できず、本来検知されるはずの修正がなされなかったのが問題」と話した。
また検知されなかった理由についても説明を行っている。理由は、同社でゲーム開発部門とは別部門で、ガチャの表示や確率などを検査する部門があり、新ガチャのリリース時などに検査を行っている。しかし今回の問題は純粋なバグ改修として対応し、検査部門を通らなかったためと説明した。(荒木氏)
荒木氏によると現在は再発防止策として、全社的にガチャに関する変更において、テキストの変更のようなことでも、実装の内容は事業責任者や状況によっては役員にエスカレーションを行い、独立した部門で検査を行うようプロセスを改善を行ってるという。さらに開発現場の認識レベルを上げるため研修や啓蒙活動などを行っていく予定とのことだ。
また、大矢氏は『アナザーエデン 時空を超える猫』の全期間の提供割合の調査をした際に、ゲーム内の表示通りの提供割合が出ているという統計が出ており、景品表示法上の違反をしているわけではないという同社の認識を示した。なお別途消費者庁からの問い合わせがあり質疑応答を重ねていることも明かした。その内容についての詳細は明らかにしていないが、「明示的に何かあるわけではない」と説明していた。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632