ネクソン、3Qは売上収益13%増、営業益19%増と2ケタ増収増益に 中国事業が引き続き好調 韓国、北米などで『メイプルストーリーM』が寄与

ネクソン<3659>は、11月8日、2018年12月期の第3四半期累計(1~9月)の連結決算を発表、売上収益2076億円(前年同期比13.9%増)、営業利益944億円(同19.9%増)、最終利益1011億円(同71.6%増)となった。
 

中国事業が引き続き好調で売上収益は堅調に推移した。中国においては、主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』の夏季アップデートと国慶節アップデートを実施した。主に9月17日に実施した国慶節アップデートに合わせたパッケージ販売の初動が好調であったことから売上収益は前年同期比で増加した。

韓国においては、主力PCオンラインゲーム『メイプルストーリー』の夏季アップデートやモバイルゲーム『メイプルストーリーM』 が好調に推移したほか、『OVERHIT』と『KAISER』が寄与した。一方で、『ダークアベンジャー3』や『AxE』が減速し、『EA SPORTS FIFA ONLINE 4』『EA SPORTS FIFA ONLINE 4M』のサービス移行の影響による売上収益の減少により、売上収益は前年同期比で微減した。

北米、その他の地域は、新たに連結子会社となったピクセルベリー・スタジオズが配信している『Choices:Stories You Play』の寄与に加えて、『メイプルストーリーM』『Darkness Rises』が寄与し、売上収益がいずれも前年同期比で2倍超成長した。

▼代表取締役社長 オーウェン・マホニー氏コメント
「当第3四半期業績も引き続き、主力タイトルにおける我々の長期的な強みを立証する結果となりました。また、AIやクラウドコンピューティングなどのテクノロジーがもたらす新しいインタラクティブ・エンターテインメント時代という将来を見据え、当社は次世代をリードすべきであると認識しております。そうした考えのもと、この度、オンラインゲームと仮想現実の未来への確固たるビジョンをともにし、業界の優秀な人材が集まるEmbark Studiosへの出資にいたりました」

なお、2018年12月期通期の見通しを新たに開示しており、売上収益2535~2576億円(前年同期比7.9~9.7%増)、営業利益1008~1032億円(同11.4~14.1%増)、最終利益1087~1107億円(同91.6~95.1%増)、EPS122.22~124.48円の見込み。
 
株式会社ネクソン
http://www.nexon.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社ネクソン
設立
2002年12月
代表者
代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
決算期
12月
直近業績
売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3659
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