エイチーム<3662>の林高生社長(写真)は、本日(12月7日)開催した東京都内で決算説明会で、自転車通販サイト「cyma-サイマ-」を展開するEC事業が売上高5億1000万円(前年同期比19.5%減)、セグメント損益6300万円の赤字(前年同期は4400万円の赤字)と減収・赤字幅拡大となった背景について、「体制整備を優先し、販売台数を追うのをいったんやめた結果」とし、自転車の販売台数が低迷しているわけではなく、通期黒字化を見据えた戦略的な判断であることを強調した。
林社長は「この事業を始めた当初は1日1台か2台売れる程度だったが、いまや月間で3000台以上売れている状況だ。このため、初期に作ったシステムや倉庫が追いついていない。オペレーションも同様だ」と続けた。体制整備を完了した後、新しくプロモーション展開を強化し、再度伸ばしていく考えを示した。具体的には、顧客のもとに届くまでの日数の短縮して購入率を引き上げるといった取り組みのほか、ラインナップの見直し、在庫の適正化などをあげた。プロモーションについても時期と量を適正に管理していくとのこと。
(編集部・木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662