ユニティ、「Unity 2018.3」をリリース決定 Prefabワークフローや地形ツールの更新、Visual Effect Graphなど2000を超える新機能、修正、改善
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパンは、Unityの最新バージョン「Unity 2018.3」を日本時間12月14日夜にリリースしたことを明らかにした。Unity 2018.3には、合計で2000を超える新機能、 修正、 および改善が盛り込まれている。その内容にはPrefabワークフローやTerrain(地形作成)ツールの大幅アップデート、 Visual Effect Graph(プレビュー版)の追加も含まれている。
Unity 2018.3 主な機能は以下のとおり。
新たなPrefabワークフロー
Nested PrefabというPrefabでの入れ子構造をサポートした。 これによりたとえば大きな建物オブジェクトを作る際、 1つの巨大なPrefabにするかたくさんの小さいPrefabを作るかの2択しかなかった選択肢が、 これらにこだわらず柔軟にPrefabを分割して作成することで、 安全かつ再利用性を活用して効率的にオブジェクトを作成できるようになる。
Terrainツールのアップデート
新しいTerrain(地形作成)ツールでは処理をGPUに移行したことで実行速度が向上した。 また、 より大きなサイズのブラシ、 改善されたプレビュー、 地形のタイル間の継ぎ目を自動的にステッチしてつなぎ合わせるペイント機能を使えるようになった。 Unity 2018より実装された新しいレンダリングパイプラインである、 HDレンダーパイプライン(HDRP)とライトウェイトレンダーパイプライン(LWRP)にも対応した。 もちろん、 従来からUnityに組み込まれている(Built-in)レンダーパイプラインや、 既存のUnity のTerrainシステムとの後方互換性も確保されている。
Visual Effect Graph(プレビュー版)
アーティストがゲームやリアルタイム性が求められるプロジェクトで、 観衆の目を引くビジュアルエフェクト(VFX)を作りだすためのエディタ内ツールがVisual Effect Graph。 このツールを使えば、 コードを書くことなくノードをつなぎ合わせることで無数のパーティクルを生成し、 単純なものから複雑なものまであらゆるエフェクトを作り出すことができる。 また、 スキルの高いクリエイターのニーズを満たすカスタムノードを作成するためのAPIも提供している。
各機能に関するウェブページ
Prefabワークフロー
https://unity3d.com/jp/prefabs
Terrainツール(日本語訳 近日公開)
https://blogs.unity3d.com/jp/2018/10/10/2018-3-terrain-update-getting-started/
Visual Effect Graph
https://unity.com/ja/visual-effect-graph
2018年12月19日まで Unity Plus/Pro with Teams Advanced 新規契約キャンペーン実施中
オンラインの Unity Plus(一括払いプランのみ)/Pro with Teams Advanced の新規契約(サブスクリプション)の特典として、 下記のアセットをPlus(一括払いプランのみ)の方にはいずれか1つ、 Pro with Team Advanced の方にはすべてを2018年12月19日まで実施しているという。
・Amplify Shader Editor($60 相当)
・Behavior Designer($80 相当)
・Gaia($77 相当)
・Odin($55 相当)
・PuppetMaster($90 相当)
・UMotion Pro($60 相当)
詳しくは以下のURLを確認してほしい。
https://store.unity.com/ja
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