モバイルファクトリー<3912>は、1月25日、東京都内で決算説明会を開催した。説明会では、同社の宮嶌CEO(写真)がブロックチェーン関連の取り組みなど今後の方向性の説明を行い、深井取締役とモバイルサービス事業部長の佐藤氏が2018年12月期の決算や事業の概要についてを説明した。今回はその中から同社の現在の収益源である位置情報ゲームの現況について取り上げたい。
開発のリソースをブロックチェーン関連に集中している同社だが、現在の収益源である『ステーションメモリーズ!』(以下『駅メモ!』)については安定した成長を持続させていく方針だ。地方創成についても千葉都市モノレールとの取り組みが好評により、2019年12月まで期間延長となるなど着実に成果を上げている。
なお、現在の位置情報ゲームの市場については、『テクテクテクテク』(配信:ドワンゴ)や『妖怪ウォッチ ワールド』(配信:ガンホー<3765>)など新たなタイトルも登場していることについて、「ライバルが増えているようだが、ユーザーの入り口を広げており、いい意味で市場が活性化している」(宮嶌氏)とし、「『駅メモ!』は乗り物に乗るタイプの位置ゲームで、ほかは歩くタイプのゲームで厳密にかぶるタイトルは今のところ出ていない」(同)としていた。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912