任天堂<7974>は、本日(4月26日)開示した決算説明会資料において、新作モバイルゲームとして、『Dr. Mario World(ドクターマリオワールド)』を初夏、『Mario Kart Tour(マリオカートツアー)』を今夏に提供することをあらためて発表した。これにより、夏以降、6タイトルのアプリを配信することになる。
『Mario Kart Tour』については、日本とアメリカのAndroid端末を対象にクローズドβテストの参加者を募集している。5月8日まで受け付ける予定で、クローズドβテストは5月22日から6月5日まで実施する予定。テストで得られた情報や参加者からの意見をもとに配信開始に向けた最終的な準備を進めていく。
また、『Dr. Mario World(ドクターマリオ ワールド)』については特に新しい情報はないが、LINE<3938>と協業するタイトルとなる。任天堂を配信元として、日本とアメリカを始めとしたグローバル市場に向けて配信する。開発・運営にはNHN Entertainmentが参画するという。
同社では、『Mario Kart Tour』を含むこれら6つのアプリは、それぞれ扱うIPが違うとし、アプリの狙いや特長もそれぞれ異なるものの、こうした複数のアプリを通して、モバイルデバイスの圧倒的な普及台数をベースに、任天堂IPに触れる人口の拡大を推進していく、としている。
なお、昨日発表した2019年3月期の決算発表によると、同社のモバイル・IP関連収入などの売上高は460億円(同17.0%増)と2ケタの増収だった。モバイルビジネスでは、『ドラガリアロスト』をはじめ、配信済みのアプリも国内外で多くのユーザーが楽しんでいると説明している。
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974