セガサミーHD、デジタルゲーム19年3月期は19億円の営業赤字に 既存タイトルの減衰を新作で補えず 第4四半期は黒字転換と足元回復

セガサミーホールディングス<6460>は、PCやスマートフォンゲームを展開する「デジタルゲーム」事業の業績について、売上高が前の期比5.9%増の408億円、営業損益が19億円の赤字となったことを明らかにした。前の期は、33億円の黒字だった。期初計画に対して大幅な未達になったという。ただ、第3四半期まで27億円の赤字だったことから、第4四半期では8億円の黒字に転換するなど足元では復調してきたもようだ。

既存タイトルの減衰を新作で補えず、評価減など運営タイトルのサービス終了に伴う損失を計上したため、としている。計画では12タイトル投入する計画だったが、8タイトルのリリースにとどまったとのこと。
 


2019年3月末時点におけるサービス運営タイトルは国内で23タイトルだった。第4四半期のKPIは平均MAUが790万人、ARPMAUが1029円、上位タイトルの売上占有率が41.7%となった。 

【MAU上位】
1位 ファンタシースターオンライン2 2012/7
2位 ぷよぷよ!!クエスト 2013/4
3位 D✕2 真・⼥神転⽣ リベレーション 2018/1
 


2020年3月期は、開発・運営タイトル数などの適正化を図り、収益改善に取り組む、としている。施策としては損失計上したことによるランニングコストの削減と、収益が見込めるタイトルへのリソースの移管を行う。新作タイトルについては、6タイトルをリリースする予定だ。
セガサミーホールディングス株式会社
http://www.segasammy.co.jp

会社情報

会社名
セガサミーホールディングス株式会社
設立
2004年10月
代表者
代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
決算期
3月
直近業績
売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
6460
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