ドリコム<3793>の内藤裕紀社長(写真)は、新規でオリジナルタイトルの開発に取り組む考えを示した。アプリマーケットが成熟化するなかでIPタイトルだからユーザーが集まる、売れるといった状況ではなくなりつつあり、オリジナルタイトルであっても熱量の高いユーザーを集めることでヒットする事例が出ている。
昨今のアプリマーケティングでは人数よりも熱量の高いユーザーをいかに獲得するかに主眼が移りつつあると言われる。βテストを負荷テストやフィードバックの場にするだけでなく、従来よりも深く、開発プロセスに近いところまで参加してもらう場にする動きがある。リアルイベントも熱量の高いユーザーとのつながりを作る機会に変化しているようにみえる。
今回の発表の背景には、こうした流れがあると見られるが、オリジナルタイトルの開発にあたっては、業績に影響を与えるような大きなコストをかけるというわけではなく、様々な形で実験的に取り組みを行っていく、とした。新作開発についてはあくまでIPタイトルを中心に置き、クオリティ重視で開発していく考えを示した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793