ヤフー、視覚障がい者向けの参院選情報サイト「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」を公開


ヤフー<4689>は、7月21日(日)に投開票を迎える第25回参議院議員通常選挙(以下、参院選)の立候補者の情報などを、画面読み上げソフトを使用して取得できる視覚障がい者向け選挙情報サイト「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」を7月12日より公開した。

「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」は、2017年7月の東京都議会議員選挙、2017年10月の第48回衆議院議員総選挙に続き、3回目の実施。今回初めて全国の立候補者の政策を掲載している。(※1)

※1:第48回衆議院議員総選挙時は、全国の立候補者情報を掲載したものの、政策情報は東京都小選挙区の立候補者に限定されていました。

現在、視覚障がい者の方の91.7%がインターネットを利用しており(※2)、その多くの方が音声による画面読み上げソフトを使用し、情報を取得している。しかし、選挙情報において重要な選挙公報は“紙の選挙公報をそのまま画像化したPDFファイル”を掲載することが求められている。

画像化したPDFファイルは、画面読み上げソフトで読み上げることができず、全国に約11万人いると言われている視覚障がい1級(※3)の有権者は、インターネット上の選挙公報から情報を取得することが難しいという課題がある。

※2:平成24年 障がいのある方々のインターネット等の利用に関する調査研究(総務省 情報通信政策研究所 調査研究部)
http://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2012/disabilities2012.pdf
※3:平成18年身体障害児・者実態調査結果(厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部企画課)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/shintai/06/dl/01.pdf

「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」は、サイト内に広告などは掲載せずに、画面読み上げソフトを使った際に、操作しやすく、情報が伝わりやすいシンプルな構成にしたほか、視覚障がい者がアクセスしやすいよう「Yahoo!検索」で“聞こえる選挙”と検索すると、検索結果の上部に本サイトへのリンクを表示。

また、視覚障がい者が普段どのような音声で情報を取得しているかを疑似体験できるよう、本サイトの「聞こえる選挙とは」( https://kikoeru.yahoo.co.jp/about/3 )のメニュー内にある「スクリーンリーダーでこのページを読み上げた時の音声」から実際にソフトを使用して画面を読み上げた時の音声例を聞くことができる。

Yahoo! JAPANは「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」を通じて、視覚障がい者が選挙情報を収集しやすい環境づくりの一助となることを目指す。将来的には、すべての人が平等に選挙情報を収集でき、「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」が必要ない世の中になることを願っているとのこと。

【「Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙」について】
-サイト名:Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙
-掲載期間:7月12日(金)~ 終了時期未定
-掲載内容:全国の参院選立候補者のプロフィール、政策、各政党の公報と開票結果
-運営協力:選挙ドットコム( https://go2senkyo.com/

 

Yahoo! JAPAN 聞こえる選挙

ヤフー株式会社
http://docs.yahoo.co.jp/

会社情報

会社名
ヤフー株式会社
設立
2019年10月
代表者
代表取締役社長 小澤 隆生
決算期
3月
企業データを見る