【詳報】ネクソン、第2四半期の営業益は7.3%減の655億円…『FIFA ONLINE 4』のロイヤリティ費用やクラウド費用が圧迫、日本と北米の赤字は減少
ネクソン<3659>は、本日(8月8日)、第2四半期(2019年4月~6月)の連結決算(IFRS)を発表し、売上収益1469億(前年同期比6.2%減)、営業利益655億(同7.3%減)、税引前利益838億(同3.5%減)、最終利益725億円(同8.0%減)だった。
中国における主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter)は為替によるマイナス影響を受け、売上収益は前年同期比で減少となったものの、韓国でのPCオンラインゲームとモバイルゲームが好調だった。
韓国では『EA SPORTS FIFA ONLINE 4』がサービス移行のマイナス影響を受けた前年同期との比較で大きく伸びたことに加えて、主力PCオンラインゲーム『メイプルストーリー』も引き続き成長した。モバイル事業では、『OVERHIT』及び『AxE』が減収した一方で、『EA SPORTS FIFA ONLINE 4M』や『TRAHA』『Lyn:The Lightbringer』が寄与した。
費用面では、主に『FIFA ONLINE 4』と『FIFA ONLINE 4M』のロイヤリティ費用、モバイルゲームのラインナップ増加に伴いクラウドサービス費用が増加した結果、売上原価は前年同期比で増加した。販売費及び一般管理費は、連結子会社となったNAT GAMESの究開発費の増加、モバイル事業の成長に伴うプラットフォーム費用の増加が響いた。
その他の収益は、NAT GAMESの連結子会社化に伴う段階取得に係る差益を計上した前年同期との比較であったことから、前年同期比で減少した。その他の費用については、当第2四半期連結会計期間において使用権資産や前払ロイヤリティ等に係る減損損失を計上した影響で増加した。
セグメント別の状況は以下のとおり。
① 日本
売上収益は43億5300万円(同5.0%減)、セグメント損失は21億2300万円(前年同期は37億7400万円の損失)となった。
② 韓国
売上収益は131,65100万円(同7.3%増)、セグメント利益は759億0300万円(同0.3%増)となった。韓国セグメントの売上収益には、子会社であるNEXON Korea Corporationの傘下にあるNEOPLE INC.の中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれる。
③ 中国
売上収益は15億3900万円(同23.7%増)、セグメント利益は9億2000万円(同54.7%増)となった。
④ 北米
売上収益は85億7800万円(同10.9%減)、セグメント損失は29億9800万円(前年同期は34億1100万円の損失)となった。
⑤ その他
売上収益は8億2100万円(同372.9%増)、セグメント利益は3800万円(前年同期は31200万円の損失)となった。
続く2019年12月通期の見通しは非開示。第3四半期累計のみ公開しており、売上収益1985億円~2029億円(前期比4.4%減~2.3%減)、営業利益861億円~899億円(同8.8%減~4.7%減)、税引前利益1076億円~1114億円(同3.8%減~0.1%減)、最終利益943億円~975億円(同6.7%減~3.6%減)を見込む。
中国における主力PCオンラインゲーム『アラド戦記』 (Dungeon&Fighter)は為替によるマイナス影響を受け、売上収益は前年同期比で減少となったものの、韓国でのPCオンラインゲームとモバイルゲームが好調だった。
韓国では『EA SPORTS FIFA ONLINE 4』がサービス移行のマイナス影響を受けた前年同期との比較で大きく伸びたことに加えて、主力PCオンラインゲーム『メイプルストーリー』も引き続き成長した。モバイル事業では、『OVERHIT』及び『AxE』が減収した一方で、『EA SPORTS FIFA ONLINE 4M』や『TRAHA』『Lyn:The Lightbringer』が寄与した。
費用面では、主に『FIFA ONLINE 4』と『FIFA ONLINE 4M』のロイヤリティ費用、モバイルゲームのラインナップ増加に伴いクラウドサービス費用が増加した結果、売上原価は前年同期比で増加した。販売費及び一般管理費は、連結子会社となったNAT GAMESの究開発費の増加、モバイル事業の成長に伴うプラットフォーム費用の増加が響いた。
その他の収益は、NAT GAMESの連結子会社化に伴う段階取得に係る差益を計上した前年同期との比較であったことから、前年同期比で減少した。その他の費用については、当第2四半期連結会計期間において使用権資産や前払ロイヤリティ等に係る減損損失を計上した影響で増加した。
セグメント別の状況は以下のとおり。
① 日本
売上収益は43億5300万円(同5.0%減)、セグメント損失は21億2300万円(前年同期は37億7400万円の損失)となった。
② 韓国
売上収益は131,65100万円(同7.3%増)、セグメント利益は759億0300万円(同0.3%増)となった。韓国セグメントの売上収益には、子会社であるNEXON Korea Corporationの傘下にあるNEOPLE INC.の中国におけるライセンス供与に係るロイヤリティ収益が含まれる。
③ 中国
売上収益は15億3900万円(同23.7%増)、セグメント利益は9億2000万円(同54.7%増)となった。
④ 北米
売上収益は85億7800万円(同10.9%減)、セグメント損失は29億9800万円(前年同期は34億1100万円の損失)となった。
⑤ その他
売上収益は8億2100万円(同372.9%増)、セグメント利益は3800万円(前年同期は31200万円の損失)となった。
■第3四半期の見通し
続く2019年12月通期の見通しは非開示。第3四半期累計のみ公開しており、売上収益1985億円~2029億円(前期比4.4%減~2.3%減)、営業利益861億円~899億円(同8.8%減~4.7%減)、税引前利益1076億円~1114億円(同3.8%減~0.1%減)、最終利益943億円~975億円(同6.7%減~3.6%減)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659