ミクシィ、第1四半期は85%減の16億円 『モンスト』アクティブユーザー数とARPUが低下し売上大幅減 

ミクシィ<2121>は、本日(8月9日)、第1四半期(4-6月)の連結決算を発表し、売上高207億8000万円(前年同期比39.9%減)、営業利益16億3700万円(同85.2%減)、経常利益16億8300万円(同84.7%減)、最終利益11億3400万円(同84.4%減)だった。

 


主力サービス『モンスターストライク』の収益低下が主な要因だ。前年同期と比較してアクティブユーザー数とARPUが低下した影響だという。「モンスターストライク」は、他社IPや異業種とのコラボレーション、「XFLAG PARK」などのイベントや関連グッズの製作、オリジナルアニメの配信や劇場版公開など、IPを活用した事業も運営している。

またスポーツ領域では、プロスポーツチーム経営、公営競技関連事業への投資を行っている。プロスポーツチーム経営については、B.LEAGUE所属「千葉ジェッツ」と4月に戦略的資本業務提携を行い、株式取得に向けクロージング作業を推進している。

「FC東京」や「東京ヤクルトスワローズ」に対してマーケティングパートナーシップを締結し、両社のマーケティング支援を行っている。

公営競技関連事業につきましては、2019年2月にインターネットで競輪およびオートレースに投票するサービス「チャリロト.com」を提供するチャリ・ロトの全株式を取得し、共同で新たなサービスの開発を進めているという。

また、SNS「mixi」、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」を中心に各種サービスを運営しているライフスタイル事業の売上高は、同56.2%減の8億1000万円、セグメント損益2億7200万円の赤字(前年同期4億2400万円の赤字)だった。

減収は主に、Diverseが連結から離れたことによるものだ。「家族アルバム みてね」は、利用者が500万人を突破するなど継続的に利用者数を伸ばしており、4月に機能を充実化させた月額課金制のプレミアムサービスを開始するなど、マネタイズを強化している。スマホフォトプリント事業等を手掛けるスフィダンテも買収した。


 
■2020年3月期の見通し

2020年3月通期は、売上高1000億円(前期比30.6%減)、営業利益50億円(同87.8%減)、経常利益50億円(同87.8%減)、最終利益30億円(同88.7%減)を見込む。従来予想からは変更はないという。

 
株式会社MIXI
https://mixi.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社MIXI
設立
1997年11月
代表者
代表取締役社長 木村 弘毅
決算期
3月
直近業績
売上高1468億6800万円、営業利益:191億7700万円、経常利益156億6900万円、最終利益70億8200万円(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
2121
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