【TGS2019】新たなバトル体験を引っ提げて登場した『FFVII リメイク』試遊や『FFクリスタルクロニクル リマスター』のマルチプレイ体験などスクエニブースをレポート


コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は、9月12日より4日間にわたって千葉県・幕張メッセで「東京ゲームショウ2019(TGS201)」を開催している。
 
本稿では、注目度の高い『ファイナルファンタジーVII リメイク』(以下、『FFVII リメイク』)の試遊コーナーを筆頭に、プレイステーション4、Nintendo Switch、iOS、Androidでのマルチプラットフォーム展開が予定されている『ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』(以下、『FFクリスタルクロニクル リマスター』)のオンラインマルチプレイが体験できる試遊コーナーなどを展開した、スクウェア・エニックスブースの模様をお伝えしていく。
 

■アクションとコマンドが融合した新たなバトルシステムを体験!


まずは、ゲームファンなら多くの方が気になっているであろう『FFVII リメイク』の試遊体験のレポートをお届け。



▲『FFVII リメイク』の試遊コーナーは、ゲーム内で序盤に訪れることになる魔晄炉の様相を呈して展開されている。

今回の試遊で体験することができたのは、ゲーム内序盤で訪れることになる魔晄炉への潜入シーンだ。
※以下に掲載する画面写真はメーカーからの提供素材


▲主人公のクラウドは、仲間のバレットと共に魔晄炉の最奥を目指す。

基本操作は左スティックで移動、右スティックでカメラ操作など、ゲームに慣れている方であれば手に馴染んだ操作で進めることができる。また、フィールドでは敵に近付くとシームレスでバトルに突入。攻撃、ガード、回避などの基本行動はワンボタンで発動するため、非常にアクション性の高いものとなっている。

「アビリティ」や「魔法」に関してはコマンド選択での発動となっており、これには時間経過で溜まっていく「ATBゲージ」を消費する。コマンド選択中は時間経過が遅くなる"ウェイトモード"に移行するため、アクションゲームに慣れていない方でもしっかりと戦略を練りながらバトルを進めることができる印象だった。アクションに対してコマンド選択と聞くとテンポ感が悪くなりそうな印象もあるが、本作では全くそのようなことはなく、むしろコマンド選択中の時間が戦略を考える時間となり、派手でありながらもより戦略的なバトルを体験できる仕組みに昇華されていた。



そのほか、リミットゲージが溜まると発動できる「リミットブレイク」は、各技とも派手な演出となっており気持ちの良い操作感に。戦闘中は十字キーの上下で操作キャラを瞬時に変更することもできるため、慣れればかなりテクニカルな動きもできる奥深さを感じた。



後半にはガードスコーピオンとのボスバトルを体験することができたが、そこでは敵の足を攻撃して動きを止めるなどの仕掛けも用意されており、それまでとは異なるバトルの戦略性を体感することもできた。

今回の試遊から分かったのは、物語のベースや世界観は『FFVII』ではあるものの、バトルに関しては全くの新作と言っても良いほど新たな体験ができるようになっていたということ。しかし、その中でも随所に『FFVII』らしさを取り入れ、原作で得られる体験を損なうことないリメイクを実現している。



▲会場には、実寸大のバスターソードやハーディ=デイトナも展示。ハーディ=デイトナは、乗車して撮影することができる。


 

■4人で足並みを揃えるマルチプレイは協力感がクセになる!


『FFクリスタルクロニクル リマスター』の試遊では、スタッフを含む4人で協力してダンジョン「リバーベル街道」をクリアするオンラインマルチプレイが楽しめる。なお、本作はプレイステーション4、Nintendo Switch、iOS、Androidで発売・配信予定となっているが、今回はプレイステーション4かNintendo Switchを使っての試遊となっていた。




主な目的は、クリスタルケージを運びながらダンジョンの奥を目指してボスを討伐すること。キャラによって攻撃力、防御力、魔法など得意不得意が異なっており、今回の試遊では、操作キャラを「クラヴァット」「リルティ」「ユーク」「セルキー」の4人の中から選ぶことができた。
※以下に掲載する画面写真はメーカーからの提供素材


▲クリスタルケージの力が及ぶ範囲から出てしまうとダメージを受けてしまうので注意。

敵が現れたら、「たたかう」で繰り出せる通常攻撃のほか、L1やR1でコマンドを切り替えて敵を撃退していく。魔法は○ボタン長押しでチャージし、右スティックで「ターゲットリンク」を動かして発動位置を調整、ボタンを話すと発動となる。MPはないため何度でも使用可能。また、狙いを定める際に他のプレイヤーとターゲットリンクを重ねてタイミング良くボタンを離せば、より強力な「マジックパイル(合体魔法)」を撃つことができる。


▲1人目が○ボタンを離すとパイルメータが出現。赤色のところで○を離せば「ファイラ」や「ファイガ」が放てる。

今回の試遊では、敵の魔法に苦戦を強いられるシーンもあったが、お互いに助け合い、協力することで見事にボスを倒すことができた。先に紹介したマジックパイル(合体魔法)など、他のプレイヤーと連携した動きも取り入れられているため、「一緒に遊んでいる」という感覚を強く感じることができる。人と一緒に目標を成し遂げるのが好き、という方にはかなりオススメのタイトルと言えそうだ。


▲試遊体験後には、板鼻利幸氏が描き下ろした特製ポストカードをプレゼントしている。


▲作中に登場する「クリスタルケージ」の実物も展示されている。


 
▲ブースには、板鼻氏が描いた複製原画も展示されており、撮影が可能となっていた。
 

■『アベンジャーズ』『ドラクエXI S』『聖剣伝説3』『FFXIV』のコーナーも







▲『Marvel's Avengers(アベンジャーズ)』のコーナーでは、アイアンマンやキャプテン・アメリカなどコア5のコスチュームを展示。


▲Nintendo Switch向けに9月27日に発売予定の『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S』は、試遊コーナーのほかロトの剣を手に記念撮影ができるフォトスポットも。



▲『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』のコーナーは夏祭りをイメージした「ラビすくい」を展開。ブース付近ではラビの被り物も配布している。



▲『FFXIV』未経験の方を対象に、キャラクター作成から迫力満点のバトルまでを体験できる「はじめてのファイナルファンタジーXIV」や、バトル中に席を移動して戦うバトルチャレンジ 「ラウンドテーブル: 蛮神ルーレット」などを実施。






▲こちらは、『FFXIV: 漆黒のヴィランズ』の背景やキャラを背に、武器を装備して記念撮影が行えるフォトスポット。




▲また、『ファイナルファンタジーXIV』は「デル/ALIENWAREブース」でもコーナーを展開。こちらでは、ルーレットを回して「希望の園エデン:覚醒編」の1層~4層のいずれかに挑戦し、見事クリアするとオリジナルTシャツがもらえる。

 
(取材・文 編集部:山岡広樹)



■『ファイナルファンタジーVII リメイク』​
 

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■『​ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル リマスター』​
 

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会社名
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設立
2008年10月
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代表取締役社長 桐生 隆司
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3月
直近業績
売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
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