博報堂DYメディアパートナーズとアドウェイズ、アプリプロモーション領域で資本業務提携を実施 アドウェイズは9.6億円を自己株式処分で調達
博報堂DYメディアパートナーズとアドウェイズ<2489>は、アプリプロモーション領域において資本業務提携を実施することを発表した。
資本提携は、アドウェイズの自己株式処分により、博報堂DYメディアパートナーズに普通株式283万7800株(発行済株式総数の6.82%)を割り当てる形で行われる。 処分価額は1株につき339円となっており、アドウェイズは9億6201万4200円調達することとなる。調達資金は、主にアドウェイズの広告事業を拡大するための人材確保費用および広告プロダクトの開発費用に充当する予定としている。なお、この資本提携により、博報堂DYメディアパートナーズはアドウェイズの第3位株主となる。
博報堂DYメディアパートナーズメディア環境研究所の「メディア定点調査2019」によると、生活者の1日あたりのメディア接触時間が約412分となっている中、携帯電話/スマートフォン、タブレット端末の接触時間は150分にせまり、35%強を占めている。スマートフォンを中心とするスマートデバイスの普及による生活者のメディア接触行動の変化は、企業のマーケティングコミュニケーションやプロモーション展開にも大きな影響を及ぼしており、今後、5Gによる通信インフラの発展や各種IOTサービスの拡大により加速するものと予想される。
さらに昨今の、金融やEコマースや人材マッチングサービスなどの決済サービスや各種会員向けサービスの拡大に伴い、アプリを顧客体験の場として利活用する企業も増えてきており、従来、テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などのマスメディアを中心にマーケティングを展開していたブランド広告主もスマートフォンを中心とするインターネット広告市場に大きな期待を寄せるようになっている。
このような環境の元、これまでも博報堂DYメディアパートナーズは、博報堂DYグループのメディア・コンテンツビジネスを担い、広告主・媒体社・コンテンツホルダーに対し、最適な課題解決力で、ブランドサービスとメディアサービスを「統合的」に提供しており、多数の広告主企業から幅広い信頼を得てきた。
一方、急速に拡大するインターネット広告市場の中で、特にアプリのダウンロードやアクティベーションを目的とするアプリプロモーション領域においてアドウェイズグループでは、全自動マーケティングプラットフォーム「UNICORN」、運用型広告総合支援システム「STOROBELIGHTSシリーズ」や動画クリエイティブ大量生成ツール「Dobel」を用い、最適な広告配信を提供してきた。
今回の両社の資本業務提携は、博報堂DYメディアパートナーズおよび博報堂DYグループの保有するメディア・コンテンツホルダーへのネットワーク力や広告主企業に対する提案力などと、アドウェイズグループのデジタル広告運用力、クリエイティブ力、アドテクノロジー分野における開発力などを掛け合わせることにより、広告運用ツールの共同開発、独自広告ソリューションの販売拡充や新規顧客への共同営業など、両社一体となり取り組むことで、強固な業務推進体制を構築するものとなる。
この強固な業務推進体制の構築は、広告主企業に対し、今まで以上に最適かつ効果的・効率的な広告機会を提供することができ、それが両社の企業価値向上に繋がるものと判断し、博報堂DYメディアパートナーズとアドウェイズは、資本業務提携を行うことを決定した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アドウェイズ
- 設立
- 2001年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 山田 翔
- 決算期
- 12月
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2489
会社情報
- 会社名
- 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ(博報堂DYMAP)