モバイルファクトリー、19年12月期は売上高7%増、営業益30%増でいずれも過去最高を更新 トークンを絡めた新作を20年夏までにリリースへ

モバイルファクトリー<3912>は、1月29日、2019年12月期通期の連結決算を発表、売上高31億9000万円(前々期比7.1%増)、営業利益11億900万円(同30.7%増)、経常利益11億900万円(同30.7%増)、最終利益7億7300万円(同32.2%増)となった。売上高、営業利益ともに過去最高を更新した。
 

ソーシャルアプリサービスの位置情報連動型ゲームは、『ステーションメモリーズ!』(以下『駅メモ!』)において、他社IPとのコラボイベントの実施や静岡県の伊豆急行とのキャンペーンの実施を行った。その他の位置情報連動型ゲームの『駅奪取』においては、コラボイベントの実施など、ゲームを継続して遊んでもらえるような施策を行った。なお、両サービスにおいて各地方自治体などとのイベントも開催しており、地方創生や地域活性化などを通じた社会貢献にも取り組んだ。また、2020年夏までのリリースを目指した、トークンを絡めた新作を開発している。

コンテンツサービスには、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数が緩やかに減少となっており、リソースを縮小している。

ブロックチェーンサービスは、開発者向けDApps開発ツール「Uniqys Kit」正式版の公開に向けてベータ版を昨年度にリリースしたが、2020年春に予定されているイーサリアム2.0へのアップデートを見据えて、ロードマップを見直した。その結果、ブロックチェーン技術を用いて発行された所有権の証明のための電子的証票「トークン」を生成・販売する場である「Uniqys トークンマーケットプレイス」の開発に優先して取り組み、短期でのリリースを目指している。

なお、2020年12月期通期の連結業績予想はレンジ形式による開示となっており、売上高32億9500万~35億4600万円(前年同期比3.3%増~11.2%増)、営業利益10億400万円~13億300万円(同9.5%減~17.4%増)、経常利益10億200万円~13億円(同9.7%減~17.2%増)、最終利益6億9200万円~8億9900万円(同10.4%減~16.3%増)としている。
 
株式会社モバイルファクトリー
http://www.mobilefactory.jp/

会社情報

会社名
株式会社モバイルファクトリー
設立
2001年10月
代表者
代表取締役 宮嶌 裕二
決算期
12月
直近業績
売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
3912
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