サイバーエージェント藤田社長「広告市況は底を脱して回復」 内製化投資が実を結びネット広告は過去最高の売上、営業利益も2番めの水準に
サイバーエージェント<4751>の藤田晋社長(写真)は、この日(1月29日)にYouTube Liveで配信した第1四半期の決算説明会において、「インターネット広告市況が底から脱して、徐々に回復してきた」と述べた。昨年10月末に開催した2019年9月通期の決算説明会では、この先の広告市況に不透明感があるとし、業績見通しについても慎重な見方を示していたが、状況が好転したという。
ネット広告の売上高は前年同期比8.1%増の673億円、営業利益は同33.7%増の56億円と、売上高は過去最高、営業利益も過去2番めとなった。藤田社長によると、新規開拓した大手広告主トの広告取扱高が拡大したほか、前期まで行っていた、先行投資の成果が徐々に出てきたという。同社では、ナショナルクライアントに対応する、高品質なクリエイティブ制作の内製化を行っていた。
(編集部 木村英彦)
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751