インタースペース、第1四半期の営業利益は半減の8900万円…ネット広告の収益低下とメディア事業の赤字転落で

インタースペース<2122>が発表した第1四半期(2019年10-12月)の連結業績は、売上高62億3300万円(前年同期比13.8%減)、営業利益8900万円(同52.7%減)、経常利益1億0400万円(同48.1%減)、最終利益は6000万円(同52.3%減)と大幅な減益となった。主力のインターネット広告事業の売上が低下したことに加えて、メディア事業が赤字となったことが主な要因だ。

セグメントごと状況は以下のとおり。


<インターネット広告事業>
売上高は60億0800万円(同14.2%減)、セグメント利益は1億6100万円(同11.9%減)となった。

主力のアフィリエイトサービス「アクセストレード」においては、広告表現健全化の取り組みにより、ECカテゴリの一部において、昨年度に比べ減少したが、中長期的な事業の成長を見込んだ対策であり、当初の計画通りに推移している。また、サービスカテゴリの恋活・婚活案件が好調に推移した。

店舗向けアフィリエイトサービス「ストアフロントアフィリエイト」においては、営業エリアを拡大し稼働店舗の増加に努めたほか、スマートフォン向けセキュリティ商品のユーザー獲得を強化し将来への収益基盤の積み上げに注力した。

さらに、海外事業では、既存進出国の伸長に加え、新たにマレーシアおよびシンガポールで稼働を開始し、事業の拡大に注力した。


<メディア運営事業>
売上高2億5700万円(同3.8%減)、セグメント損益は7100万円の赤字(前年同期は600万円の黒字)となった。

主力の「ママスタジアム」では、166の保育所や学童保育施設の運営事業を行うグローバルキッズ社と業務提携し、保育施設の空き定員数をママスタジアム上で展開する「ママスタ保活」との連携を行った。また、LIFULL社が運営する不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」との情報連携により不動産の物件掲載を開始したことで、ユーザー向けのコンテンツ拡充と利便性の向上に注力した。
株式会社インタースペース
https://www.interspace.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社インタースペース
設立
1999年11月
代表者
代表取締役社長 河端 伸一郎
決算期
9月
上場区分
東証スタンダード
証券コード
2122
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