ネクソン<3659>は、この日(5月13日)、2020年12月期の第1四半期(1~3月)の連結決算を発表し、売上収益827億円(前年同期比11.1%減)、営業利益415億円(同21.0%減)、税引前利益619億円(同0.3%増)、最終利益499億円(同6.5%減)と減収減益となった。売上収益と税引前利益に関しては予想レンジの上限を上回る水準で着地した。
オーウェン・マホニー社長のコメント
「世界経済が大きなダメージを受ける中、当社の事業は重大な影響なく、韓国では過去最高の四半期売上収益を達成し、堅調な第1四半期となりました。当社がサービスを提供するにあたり、ユーザーと物理的接触が必要となることは極めて少ないため、新型コロナウイルスによる大きな混乱もなく、事業を行うことができています。
人々の間でオンラインゲーム及び仮想世界が21世紀最高のエンターテインメントであるという認識が広まり、プレイヤーエンゲージメントは高まっています。当社のオンラインゲームは、安全で楽しく、友達や家族が集まって繋がるコミュニケーションの場となっています。
ネクソンは、いかなる経済環境下でも安定的なキャッシュフローを創出する強固な事業を構築してきました。当社の開発者は、自宅で効率的にゲーム開発を行うことが可能です。そのため、混乱をきたすことなく、中には生産性が向上したチームも存在し、ゲーム制作は順調に進んでいます。」
同社では、韓国事業の牽引があったものの、前年同期比で主に中国事業の売上収益が減少したことに加え、主要通貨に対する円高の進行により為替レートのマイナス影響を受けた、と説明している。中国に関しては、主力の『アラド戦記』をPCカフェで遊ぶユーザーが多いとのこと。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、営業休止となる店舗が多く、ユーザーのアクセスが減少したとのことだった。
税引前利益がプラスとなったが、主に米ドルに対して韓国ウォン安が進行し、在外子会社が保有する米ドル建ての現金預金及び売掛金等から発生した為替差益186億6300万円を金融収益に計上したためだ。
地域の状況は以下のとおり。
■中国
『アラド戦記』の売上収益が、旧正月のパッケージ販売が好調であった前年同期との比較で、想定通り減少した。中国における多くの地域では新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、1月下旬以降、PCカフェが営業を休止している。中国『アラド戦記』のユーザーの大半は個人のPCを利用し、自宅などからゲームをプレイしているが、PCカフェを利用するユーザーも相応に存在している。そのため、PCカフェの営業休止により、第1四半期後半におけるアクティブユーザー数がマイナス影響を受け、想定よりも低水準で推移した。
■韓国
主力PCオンラインゲームである『メイプルストーリー』や『FIFA ONLINE 4』)が好調に推移したことに加え、大型アップデートが奏功した『アラド戦記』や、新規シーズンパスや新規キャラクターの導入、旧正月プロモーションが好評であった『Sudden Attack』が成長したことから、PCオンライン事業の売上収益が前年同期比で増加した。モバイル事業も、『V4』の増収寄与に加え、『メイプルストーリーM』や『FIFA ONLINE 4M』が好調に推移したことから、売上収益が前年同期比で増加した。
■日本
『メイプルストーリー M』の増収寄与があったものの、連結子会社であったgloopsの売却に伴う減収や、『FAITH』 (AxE)、『真・三国無双斬』と『OVERHIT』の減収により、売上収益は前年同期比で減少した。
■北米及び欧州
『Choices: Stories You Play』、『Darkness Rises』及び『AxE』の減収により、売上収益は前年同期比で減少した。
■その他の地域
『メイプルストーリー』 の売上収益が増加したことに加え、配信を開始した『World of Dragon Nest』及び『V4』の増収寄与があった一方で、『天涯明月刀』、『AxE』の減収や為替レートのマイナス影響を受けたことにより、売上収益は前年同期比でわずかに減少した。
■第2四半期の見通し
第2四半期累計(1~6月)の業績見通しは、売上収益1418~1467億円(前年同期比3.5%減~0.1%減)、営業利益634~677億円(同3.3%減~3.3%増)、最終利益702~736億円(同3.2%減~1.5%増)を見込む。
オーウェン・マホニー社長のコメント
「世界経済が大きなダメージを受ける中、当社の事業は重大な影響なく、韓国では過去最高の四半期売上収益を達成し、堅調な第1四半期となりました。当社がサービスを提供するにあたり、ユーザーと物理的接触が必要となることは極めて少ないため、新型コロナウイルスによる大きな混乱もなく、事業を行うことができています。
人々の間でオンラインゲーム及び仮想世界が21世紀最高のエンターテインメントであるという認識が広まり、プレイヤーエンゲージメントは高まっています。当社のオンラインゲームは、安全で楽しく、友達や家族が集まって繋がるコミュニケーションの場となっています。
ネクソンは、いかなる経済環境下でも安定的なキャッシュフローを創出する強固な事業を構築してきました。当社の開発者は、自宅で効率的にゲーム開発を行うことが可能です。そのため、混乱をきたすことなく、中には生産性が向上したチームも存在し、ゲーム制作は順調に進んでいます。」
同社では、韓国事業の牽引があったものの、前年同期比で主に中国事業の売上収益が減少したことに加え、主要通貨に対する円高の進行により為替レートのマイナス影響を受けた、と説明している。中国に関しては、主力の『アラド戦記』をPCカフェで遊ぶユーザーが多いとのこと。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、営業休止となる店舗が多く、ユーザーのアクセスが減少したとのことだった。
税引前利益がプラスとなったが、主に米ドルに対して韓国ウォン安が進行し、在外子会社が保有する米ドル建ての現金預金及び売掛金等から発生した為替差益186億6300万円を金融収益に計上したためだ。
地域の状況は以下のとおり。
■中国
『アラド戦記』の売上収益が、旧正月のパッケージ販売が好調であった前年同期との比較で、想定通り減少した。中国における多くの地域では新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、1月下旬以降、PCカフェが営業を休止している。中国『アラド戦記』のユーザーの大半は個人のPCを利用し、自宅などからゲームをプレイしているが、PCカフェを利用するユーザーも相応に存在している。そのため、PCカフェの営業休止により、第1四半期後半におけるアクティブユーザー数がマイナス影響を受け、想定よりも低水準で推移した。
■韓国
主力PCオンラインゲームである『メイプルストーリー』や『FIFA ONLINE 4』)が好調に推移したことに加え、大型アップデートが奏功した『アラド戦記』や、新規シーズンパスや新規キャラクターの導入、旧正月プロモーションが好評であった『Sudden Attack』が成長したことから、PCオンライン事業の売上収益が前年同期比で増加した。モバイル事業も、『V4』の増収寄与に加え、『メイプルストーリーM』や『FIFA ONLINE 4M』が好調に推移したことから、売上収益が前年同期比で増加した。
■日本
『メイプルストーリー M』の増収寄与があったものの、連結子会社であったgloopsの売却に伴う減収や、『FAITH』 (AxE)、『真・三国無双斬』と『OVERHIT』の減収により、売上収益は前年同期比で減少した。
■北米及び欧州
『Choices: Stories You Play』、『Darkness Rises』及び『AxE』の減収により、売上収益は前年同期比で減少した。
■その他の地域
『メイプルストーリー』 の売上収益が増加したことに加え、配信を開始した『World of Dragon Nest』及び『V4』の増収寄与があった一方で、『天涯明月刀』、『AxE』の減収や為替レートのマイナス影響を受けたことにより、売上収益は前年同期比でわずかに減少した。
■第2四半期の見通し
第2四半期累計(1~6月)の業績見通しは、売上収益1418~1467億円(前年同期比3.5%減~0.1%減)、営業利益634~677億円(同3.3%減~3.3%増)、最終利益702~736億円(同3.2%減~1.5%増)を見込む。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659