メディア工房、3Q(9~5月)は売上高9%減、500万円の営業赤字を計上 『コスプリ!!』とルイスファクトリーののれんの減損で特別損失を計上

メディア工房<3815>は、7月10日、2020年8月期の第3四半期累計(9~5月)の連結決算を発表、売上高13億2700万円(前年同期比9.7%減)、営業損益500万円の赤字(前年同期3000万円の黒字)、経常損益1000万円の赤字(同3300万円の黒字)、最終損益1億3800万円の赤字(同2000万円の黒字)となった。

新型コロナウイルスの流行下、ユーザーの消費行動が消極的となり、徐々に回復傾向を見せてはいるものの、全社的に前年同期比で減少となった。また、売上不振となっていた子会社ルイスファクトリーのゲーム『コスプリ!!』については、無形固定資産5200万円の減損処理を行い、ルイスファクトリーののれん1600万円についてもあわせて減損処理を行い、特別損失として計上した。なお、ルイスファクトリーは業績悪化に伴い、繰延税金資産2000万円を取り崩し、法人税等調整額に計上している。
 

主なセグメント別の状況は以下の通り。

①占いコンテンツ事業…売上高11億7500万円(前年同期比5.2%減)、営業利益3億7700万円(同3.5%減)
占いコンテンツサービスでは、日々の分析と運用施策を徹底することで一定の利益を確保しましたが、前年同期比で売上が減少し、これに伴い収益についても減少した。一方、One to Oneサービスについては、引き続き堅調に推移し、占いコンテンツ事業を下支えした。

②ゲームコンテンツ事業…売上高5600万円(同67.6%減)、営業損益1800万円の赤字(前年同期700万円の黒字)
主に新規制作・配信アプリ『コスプリ!!』の売上改善に向けた改修を進めた。しかし、新型コロナウイルスの流行により国内実体経済に影響が生じている中、今後の収益拡充のためには、グループ全事業の投資分野の選択と集中を徹底すべきと判断し、『コスプリ!!』にかかる無形固定資産5200万円について減損処理を行うことなった。

なお、『コスプリ!!』にかかる無形固定資産5200万円の減損損失計上に伴い、ルイスファクトリーののれん1600万円についてもあわせて減損処理を行い、特別損失を計上している。

③メディア事業…売上高9600万円(同87.2%増)、営業損益2000万円の赤字(前年同期2100万円の赤字)
既存メディアの安定運営により、引き続き前年同期比で売上が増加したが、営業利益については黒字化には至らなかった。

なお、2020年8月期通期の予想については、新型コロナウィルス(COVID-19)の感染拡大による業績への影響を精査を行った結果、一定の見通しが立ったとし、新たに期初の予想を下回る売上高17億5000万円(前期比10.0%減)、営業損益1100万円の赤字、経常損益2000万円の赤字、最終損益1億7000万円の赤字を見込むとしている。
 
株式会社メディア工房
https://www.mkb.ne.jp/

会社情報

会社名
株式会社メディア工房
設立
1997年10月
代表者
代表取締役社長 長沢 一男
決算期
8月
上場区分
東証グロース
証券コード
3815
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