DeNA、ゲーム事業の海外コイン消費が115%増の123億円と急増 『スラムダンク』は同社初の中国発のグローバルヒットタイトルに
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>の守安功社長(写真)は、この日(8月5日)開催の第1四半期の決算説明会で、海外ユーザーのコイン消費額を前年同期比で115.7%増の123億円と大きく伸びたことを明らかにした。『スラムダンク』に加えて、任天堂<7974>との共同タイトルが寄与し、ゲーム事業の増収増益の大きな要因となったと説明した。
『スラムダンク』については、東映アニメとの共同タイトルだが、昨年12月に中国本土でリリースして大ヒットした。その後、繁体字圏でも配信を開始し、各地のセールスランキングで首位を獲得し、1ヶ月ほどだが大きく貢献。四半期ベースの数字にならすと、中国本土と遜色ない収益となっているという。
守安氏は、「IPホルダーとの強固な関係を生かして、日本や中国でリリースして、グローバルにユーザーに向けて届けていく」という同社の強みを活かせたと自信を示した。「(DeNAとしての)中国発のゲームアプリとして、グローバルに成功した最初のタイトル」でもあるという。
先月末リリースした韓国語版についても、順調な立ち上がりとなっており、今後は、提供地域を拡大するとともに、同社の強みを生かしたゲームをリリースして収益を積み上げていく考えだ。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432