米国の調査会社Sensor Towerは、9月9日のレポート「PUBG Mobile Generates $500 Million in Just Over Two Months as it Races Past $3.5 Billion Lifetime Revenue」において、『PUBG Mobile』のこれまでの売上が35億ドル(約3716億円)を突破したことを明らかにした。また72日間で5億ドル(約530億円)の売上も達成したと報告している。
特にコロナウイルスによるパンデミック下において、大幅な増収となったようだ。2020年だけを見ると、売上は18億ドル(1910億円)、ダウンロード数も1億9800万回と目を疑うような数字を記録している。
国別の売上を見ると、中国が最も売り上げている市場で、AppleのApp Storeだけで19億ドル(約2016億円)近くを稼いでいる。この額は、サードパーティのAndroidマーケットプレイスを除いた総収入の53%を占めている。続いて米国が第2位、日本は5.5%で3位となった。
App Storeは全世界のプレイヤー支出の大部分を占めており、全収入の80%、Google Playは20%を占める結果となった。ダウンロード数においては、インドが総インストール数28.8%を占め第1位となったものの、現在同政府が、多くの中国パブリッシャーのアプリを禁止しており、『PUBG』もその対象となっている。ただし売上という面においては、全体の1.2%ほどのため大きなインパクトにつながるわけではなさそうだ。
その他レポートでは、中国を除いた売上やダウンロード状況、他社のバトロワ系ゲームとの売上比較なども報告している。
※今回の35億ドルという額は、『PUBG Mobile』の全世界での収益と、同タイトルの中国ローカライズ版である『Game For Peace』でのプレイヤー支出を合わせたもの。
PUBG Mobile Generates $500 Million in Just Over Two Months as it Races Past $3.5 Billion Lifetime Revenue
https://sensortower.com/blog/pubg-mobile-three-point-five-billion-revenue
会社情報
- 会社名
- PUBG Corp