ぴあ、9月中間期は売上高75%減、営業損失44億円 チケット販売が大きく落ち込む 自社株処分と借入枠拡大で42億円を調達

ぴあ<4337>は、この日(11月12日)、9月中間期の連結決算を発表し、連結売上高217億6000万円(前年同期比75.4%減)、営業損失44億4200万円(前年同期は営業利益6億9600万円)、経常損失41億6700万円(前年同期は経常利益7億円)、最終損失43億900万円(前年同期は最終利益3億2400万円)と大幅減収・赤字転落となった。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、イベントなどが相次いで自粛となり、チケット販売が大きく落ち込んだ。

 


ただ、第2四半期(7~9月)に入り、段階的な規制緩和によりスポーツ・演劇ジャンルでは緩やかな回復が見られる中、役員報酬の減額等も含め、期初以来断行してきた全社経費の2割以上の縮減策の効果発出や、ライブストリーミング配信事業の強化等により、年度末に向けての黒字基調への回復を目指し、赤字幅も漸次減少しつつある、としている。

なお、きらぼしキャピタル東京 Sparkle 投資事業有限責任組合と同社の執行役員や従業員を割当先として自社株の処分を行い、総額26億円の調達を行うほか、日本政策金融公庫・きらぼし銀行から150億円の借入枠を追加で20億円引き上げ、170億円にすることも明らかにした。