ガーラ、2Q(4~9月)は売上高39%増ながら1.7億円の営業赤字を計上 韓国は巣ごもり消費で恩恵 日本は『Arcane』英語版終了で売上減に

ガーラ<4777>は、11月13日、2021年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、売上高2億9900万円(前年同期比39.3%増)、営業損益1億7500万円の赤字(前年同期1億4300万円の赤字)、経常損益1億7500万円の赤字(同1億5800万円の赤字)、最終損益1億7000万円の赤字(同1億5900万円の赤字)となった。

主にオンラインゲーム事業の売上高が前年同四半期と比較して増加した。なお、利益項目では、連結子会社ガーラジャパンが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響などによる売 上高減少により持続化給付金の申請を行い、受取給付金として200万円を営業外収益に計上した一方、第2四半期連結累計期間に為替差損373万円を営業外費用に計上している。
 

韓国セグメントは、巣ごもり消費によりPCオンライン『Flyff Online(フリフオンライン)』および『Rappelz Online(ラペルズオンライン)』、スマートフォンアプリ『Flyff Legacy(フリフレガシー)』の売上が増加した。

連結子会社Gala Labが開発し、2020年3月に東南アジアにおいて英語版の配信を開始したスマートフォンアプリ『Rappelz M(ラペルズモバイル)』については、現在、ユーザーの評価を参考にシステム不具合の改善とコンテンツのバージョンアップを行っており、欧米を中心とするグローバル地域での配信について2021年3月期のリリースに向けて準備を進めている。 

『Flyff Online』および『Rappelz Online』は、北アメリカ・ヨーロッパでのサービス提供について、WAY2BITが提供するブロックチェーンプラットフォーム「BORA ISLAND」でのサービスを2020年9月に開始した。

日本セグメントは、ユーザー数減少に伴う『Arcane』英語版サービス終了により売上が減少した。一方で、クラウド関連事業として、韓国のMegazone社グループのクラウド事業の日本展開に関する、日本国内の営業サポート業務、運営サポート業務、採用および人事管理サポート業務、イベントサポート業務なども行っている。

2021年3月期通期の予想については、合理的な業績予想の算定が困難とし、非開示としている。
株式会社ガーラ
http://www.gala.jp/

会社情報

会社名
株式会社ガーラ
設立
1993年9月
代表者
代表取締役 グループCEO キム・ヒョンス
決算期
3月
直近業績
売上高14億9700万円、営業損益2億9600万円の赤字、経常損益2億6200万円の赤字、最終損益2億3000万円の赤字(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4777
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