音声合成のエーアイ、9月中間期は営業利益が66%増の1億円…個人・法人向けの製品が順調に推移

エーアイ<4388>は、11月13日、9月中間期の決算を発表し、売上高は3億6000万円(前年同期比15.7%増)、営業利益は1億0500万円(同66.5%増)、経常利益は1億0500万円(同66.5%増)、最終利益は7700万円(同58.1%増)と大幅な増収増益となった。

主力の音声合成事業は、コンシューマー向け製品、法人向け製品が順調に推移した、としている。法人向け製品1億8800万円(前年同期比21.3%増)、法人向けサービス1億1100万円(同0.4%減)、コンシューマー向け製品億5900万円(同36.7%増)となった。

東京オリンピック・パラリンピックの開催延期に伴いオリンピック関連案件の発注延期、海外からの観光者減少に伴う多言語案件の減少、展示会の中止等に伴う営業機会の減少等の影響があったが、企業のテレワーク対応、学校のオンライン授業対応等により、eラーニング教材、動画等でのナレーション作成用途での需要が増加した。また、個人の外出自粛に伴いコンシューマー向け製品の需要が拡大した。

同社は、需要が拡大している分野への拡販を進めるとともに、ポストコロナを見据え、次世代音声合成エンジン「AITalk5.0」の提供開始、セレンス社との技術連携強化、営業体制の強化、「AITalk5声プラス」販売記念キャンペーンなどを行ったという。
エーアイ

会社情報

会社名
エーアイ
企業データを見る