東映アニメ、第3四半期の海外版権事業の売上は過去最高 「スラムダンク」関連の収益が16.5億円とアプリの成功で急成長 「ドラゴンボール」も好調
東映アニメーション<4816>は、この日(1月25日)、第3四半期累計(2020年4~12月)の海外版権事業の売上高について、前年同期比14.9%増の115億4000万円と2ケタの伸びとなったことを同日開示した決算説明資料で明らかにした。過去最高の水準となったようだ。
同社では、欧米で「ドラゴンボール」シリーズ(バンダイナムコエンターテインメント)、アジアで「スラムダンク」(DeNAとの共同運営)などのアプリゲームが好調に稼動したため、と説明している。家庭用ゲーム『ドラゴンボールZ KAKAROT』も好調を維持した。
作品別の内訳を見ると、
・ドラゴンボール:58億8000万円
・ワンピース:17億7700万円
・スラムダンク:16億4900万円
・聖闘士星矢:5億1300万円
となった。「スラムダンク」については、ここ数年は上位に入ってこなかったが、DeNAグループと共同で開発・運営するアプリがアジア圏を中心に大きな成功を収めたことで上位に飛び込んできた。
今後のIP展開として、今年1月に「SLAM DUNK(スラムダンク)」の映画化を行うことも発表した。公開時期は未定ではあるものの、ゲームアプリにもポジティブな影響を与えることが期待される。
会社情報
- 会社名
- 東映アニメーション株式会社
- 設立
- 1948年1月
- 代表者
- 代表取締役会長 森下 孝三/代表取締役社長 高木 勝裕
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高671億1700万円、営業利益177億7200万円、経常利益203億円、最終利益145億9300万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4816