ハピネット、第3四半期の営業益は43%増の42.9億円と大幅増 Switch本体とソフト販売好調 「鬼滅の刃 DX日輪刀」もヒット 通期予想を上方修正
ハピネット<7552>は、この日(2月9日)、第3四半期累計(2020年4~12月)の連結決算を発表し、売上高2009億2700万円(前年同期比10.6%増)、営業利益42億9000万円(同41.8%増)と増収増益を達成した。同社では、玩具事業やビデオゲーム事業においてヒット商品があったことや、適正在庫の維持により在庫の評価損失が減少したことなどを主な増収増益要因としてあげている。
・売上高:2009億2700万円(前年同期比10.6%増)
・営業利益:42億9000万円(同42.8%増)
・経常利益:43億5400万円(同46.4%増)
・最終利益:27億5100万円(同60.9%増)
①玩具事業
玩具事業については、コンビニエンスストア向け商品が好調に推移したことや、バンダイの「鬼滅の刃 DX日輪刀」などのヒット商品があったこと、また2019年11月にイリサワの株式を取得(子会社化)し、模型玩具卸売事業に参入したことにより、売上高は好調に推移した。利益面についても、売上高の好調による増益に加え、適正在庫の維持による在庫評価損失の減少などにより、前年同期を大幅に上回った。この結果、売上高は726億4100万円(前年同期比13.4%増)、セグメント利益は28億1800万円(同82.5%増)となった。
②映像音楽事業
映像音楽事業については、イベントの中止や新譜の発売延期などによる市場環境の低迷からは回復傾向にあり、嵐のアルバム「This is 嵐」や、巣ごもり需要により映像パッケージの旧譜の販売なども好調に推移したものの、第1四半期までの落ち込みをカバーするに至らず、売上高は前年同期を下回った。利益面については、販売費及び一般管理費の抑制により前年同期を上回った。この結果、売上高は491億5300万円(前年同期比8.5%減)、セグメント利益は6億300万円(同3.8%増)となった。
③ビデオゲーム事業
ビデオゲーム事業については、巣ごもり需要により「Nintendo Switch」のハード、「あつまれ どうぶつの森」や「リングフィットアドベンチャー」などの関連ソフトが引き続き好調に推移していることに加え、新型ハード「PlayStation5」の発売もあり、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。
この結果、売上高は662億5700万円(前年同期比34.8%増)、セグメント利益は13億2600万円(同78.5%増)となった。
④アミューズメント事業
アミューズメント事業については、カプセル玩具で「鬼滅の刃」関連商品が好調に推移しているものの、商業施設の休業・営業時間短縮の影響を受けた第1四半期までの落ち込みやインバウンド需要の低下をカバーするに至らず、売上高、利益面ともに前年同期を下回った。この結果、売上高は128億7400万円(前年同期比12.2%減)、セグメント利益は5億2700万円(同53.5%減)となった。
同時に、2021年3月通期の業績予想を上方修正した。売上高を2400億円から2500億円、営業利益を37億円から43億円に引き上げた。玩具事業で「鬼滅の刃」関連商品がヒットしたことや、ビデオゲーム事業で「Nintendo Switch」関連商品が引き続き好調に推移したことに加え、適正在庫の維持に努め、在庫の評価損失が減少した、としている。
【予想数字】
・売上高:2500億円(前回予想2400億円)
・営業利益:43億円(前回予想37億円の利益計上)
・経常利益:43億円(前回予想35億円の利益計上)
・最終利益:27億円(前回予想21億円の利益計上)
【修正率】
・売上高:4.2%増
・営業利益:16.2%増
・経常利益:22.9%増
・最終利益:28.6%増
【進捗率】
・売上高:80.4%
・営業利益:99.8%
・経常利益:101.3%
・最終利益:101.9%
・売上高:2009億2700万円(前年同期比10.6%増)
・営業利益:42億9000万円(同42.8%増)
・経常利益:43億5400万円(同46.4%増)
・最終利益:27億5100万円(同60.9%増)
①玩具事業
玩具事業については、コンビニエンスストア向け商品が好調に推移したことや、バンダイの「鬼滅の刃 DX日輪刀」などのヒット商品があったこと、また2019年11月にイリサワの株式を取得(子会社化)し、模型玩具卸売事業に参入したことにより、売上高は好調に推移した。利益面についても、売上高の好調による増益に加え、適正在庫の維持による在庫評価損失の減少などにより、前年同期を大幅に上回った。この結果、売上高は726億4100万円(前年同期比13.4%増)、セグメント利益は28億1800万円(同82.5%増)となった。
②映像音楽事業
映像音楽事業については、イベントの中止や新譜の発売延期などによる市場環境の低迷からは回復傾向にあり、嵐のアルバム「This is 嵐」や、巣ごもり需要により映像パッケージの旧譜の販売なども好調に推移したものの、第1四半期までの落ち込みをカバーするに至らず、売上高は前年同期を下回った。利益面については、販売費及び一般管理費の抑制により前年同期を上回った。この結果、売上高は491億5300万円(前年同期比8.5%減)、セグメント利益は6億300万円(同3.8%増)となった。
③ビデオゲーム事業
ビデオゲーム事業については、巣ごもり需要により「Nintendo Switch」のハード、「あつまれ どうぶつの森」や「リングフィットアドベンチャー」などの関連ソフトが引き続き好調に推移していることに加え、新型ハード「PlayStation5」の発売もあり、売上高、利益面ともに前年同期を大幅に上回った。
この結果、売上高は662億5700万円(前年同期比34.8%増)、セグメント利益は13億2600万円(同78.5%増)となった。
④アミューズメント事業
アミューズメント事業については、カプセル玩具で「鬼滅の刃」関連商品が好調に推移しているものの、商業施設の休業・営業時間短縮の影響を受けた第1四半期までの落ち込みやインバウンド需要の低下をカバーするに至らず、売上高、利益面ともに前年同期を下回った。この結果、売上高は128億7400万円(前年同期比12.2%減)、セグメント利益は5億2700万円(同53.5%減)となった。
2021年3月通期の業績予想を上方修正
同時に、2021年3月通期の業績予想を上方修正した。売上高を2400億円から2500億円、営業利益を37億円から43億円に引き上げた。玩具事業で「鬼滅の刃」関連商品がヒットしたことや、ビデオゲーム事業で「Nintendo Switch」関連商品が引き続き好調に推移したことに加え、適正在庫の維持に努め、在庫の評価損失が減少した、としている。
【予想数字】
・売上高:2500億円(前回予想2400億円)
・営業利益:43億円(前回予想37億円の利益計上)
・経常利益:43億円(前回予想35億円の利益計上)
・最終利益:27億円(前回予想21億円の利益計上)
【修正率】
・売上高:4.2%増
・営業利益:16.2%増
・経常利益:22.9%増
・最終利益:28.6%増
【進捗率】
・売上高:80.4%
・営業利益:99.8%
・経常利益:101.3%
・最終利益:101.9%
会社情報
- 会社名
- 株式会社ハピネット
- 設立
- 1969年6月
- 代表者
- 代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7552